6時起床、昨夜も睡眠導入剤飲みよく眠れ時差かなり解消
ケベック州は標準語がフランス語である。さらに東方向のイースタン.タウンシップスへレンタカーを運転して行くにはフランス語の道路標識を瞬時に見極めることが必要だが解読に不安もあり、バスで西方向のオタワ(オンタリオ州;英語圏)へ行くことに変更する
10時モントリオール発のバス(GreyHounds)でオタワへ12時30分に着く…車窓は自然が多く単調な農業地帯が広がり、空の雲が低く見える北の大地、18年前モンタナで始めて経験した風景だ!
今日の宿は、Best Western Plus Gatineas-Ottawaへチェックインを済ませ
午後4時10分から、Capital Cruises、オタワや川の歴史解説、国会議事堂、リドー滝、文明博物館のパノラマの景色…カナダの歴史を知るにはオタワ見学も必須だ!
空の雲が低く見える大地
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6時起床。7時30分から朝食、自家製のバナナグレート、ベーグル、コーヒー、目玉焼き、ソーセージと豆。経営者はカナダの大学を卒業して2年前からをB&B を始めたとのこと。
8時30分出発、Bus Depo で3Days Chicketを購入しダウンタウンへMetroで、”ノートルダム大聖堂”見学…落ち着いた色使で質素だが厳かな雰囲気(ネオ.ゴシック様式)、ネルソン提督像、”ノートルダム.ボンスクール教会”など銀行街をブラブラ
ノートルダム大聖堂
Metroに乗り”セントジョセフ礼拝堂”見学…超近代的なデザインの内装(イタリアのルネッサンス様式)カナダの守護聖人、聖ジョセフに捧げる目的で造られた
B & Bには5時到着、久しぶりに歩き疲れた一日!
”ANAプラザ ホテル成田” 5時起床、朝食バイキングでこれからの長旅のエネルギーを補給する
8時10分のシャトルバスで空港へ、熊本空港でチェックイン完了しているので窓口で荷物と搭乗券を発券。
成田発午前10時45分のシカゴ行き。エコノミープレミアムの座席広くて ゆったり満足…シカゴまでは約11時間、順調運行で25分早くシカゴに着く、現地時間に時計を合わす。
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米国に入国して荷物を取り乗継ぎのUnited Airlineに再度預ける。この時モントリオール行きゲートF12Cを探すのに一苦労。しかし気象状況悪く出発1時間強遅れて26日午前12時出発。シカゴとモントリオールの時差は1時間、日本とモントリオールの時差 は13時間(日本より13時間遅れ)で地球の反対側に着く。
今日泊まる日本人経営者安希子さんの”B&B La Petiti Proune”に午後4時ごろ到着。
阿蘇では古くから牛馬を飼うために、野焼き・放牧・採草などが繰り返し行われ、人間の行為と自然の回復力が釣り合った形で維持されてきた(世界農業遺産;2013年認定)…面積は約24,000ヘクタール、久住方面(大分)とあわせると西日本最大の草原
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草原は、その用途によって使い分けられる。
①放牧地(芝のような草丈の低い草地で、牛馬を放し飼いにする「短草型草地」)
②採草地(ススキ、ネザサ、トダシバなどが茂る草丈が高い草地、牛馬の飼料用に草を刈り取る「長草型草地」)
③茅野(茅葺き屋根の材料とする枯れたススキを1~2月に刈り取る)
④改良地(原野を改造して、栄養が高い牧草を育てる「牧草地」)
草泊(くさどま)り…阿蘇地方には、春の野焼きと秋の”草泊り”の風物があった。牛馬の飼料などを確保するため、秋の彼岸過ぎ、農家の人々は家を離れて草葺の小屋に寝泊まりして草を刈った(草を刈る場所が遠く、刈る期間も限られていたため)(3月8日撮影)。
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【問題提起】現在の”食”に衝撃を与えるDVD Video ”フード・インク(FOOD, INC.)”(第82回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー部門ノミネート)もご覧になって現状認識を!
夏の阿蘇山は深緑で美しい(南阿蘇村の自宅から撮影)
今年は8月に入り雨が多い、台風12・11号の影響や太平洋高気圧が弱いためだろう
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”阿蘇火口ワォーキング”の案内(大人2名)、幸運にも晴れて爽やかな微風だ!
ロープウェイ乗り場入口(登山口)から徒歩約40分で”中岳火口”露出した湖底から白い「水蒸気」や「二酸化硫黄」を吹き出している
山頂の売店で8分ほど休憩(トイレ・水補給)して”砂千里ガ浜”へ、火山灰・火山礫に覆われた火山荒原を散策(火山灰やガスに強い「イタドリ・コイワカンスゲの塚」も所々に)、中岳登山口で折り返して下山、天気に恵まれ皆さん!満足
家の潅木にも多くの実が成る!
”ブルーベリー(blueberry)”の実…酸性土壌で有機栽培、阿蘇の土壌に適合する
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”ビルベリー(bilberry)”の実はブルーベリーに比べ約4~5倍のアントシアニンを含む
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”ヤマボウシ(山法師)”の実はマンゴウのような甘さ
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阿蘇中岳火口(8/7撮影)は湯だまりの湖底が露出し、水蒸気と二酸化硫黄(有毒)を噴出している、火口周辺では噴石・噴気(ガス)や火山灰にさらされ、土地は強い酸性土で生育出来る植物は限られている
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ロープウエイ乗り場から徒歩で登山すると、最初に目に入る植物は、火山ガスや乾燥に耐えられる”ミヤマキリシマ(深山霧島)”…ツツジの一種で、5月下旬から6月中旬が花期だが、今年はガスが強かったせいか花が咲かなかった
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”キリシマノガリヤス(深山野刈安)”はイネ科ノガリヤス属の植物
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”カリヤスモドキ(刈安擬き)”イネ科ススキ属で阿蘇の火山荒原では多い
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火口に近づくと”コイワカンスゲ(小岩寒菅)”カヤツリグサ科で半球状の群落を作ている…火山礫の間にコイワカンスゲが生えると火山灰が根元にたまり株数を増やす
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”イタドリ(虎杖、痛取)”は火山活動の影響に対して最も抵抗力が強い…火山灰に埋められても長い地下茎があるので枯死せず、茎を伸ばし塚を作る
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