某リフォーム屋さん

一言だけ書いておきます。

自社で手掛けた物件の施工事例なら、施主の許可を得ている限り、
何軒でも掲載して構わないと思います。実績なんですから、何の問題も無い。

しかし、自社で手掛けていない工事をあたかも自社が関わった施工事例として
サイトやブログに掲載するのって、どうなんですかね？
ちょっと騙しっぽくないですか？それとも画像の使用許可を得て対価を支払って
いるのかな？詳細はよく分からないけどｗ
いずれにしても、なんか胡散臭い感じが否めないんだよ。

こういうことが平気でやれる会社を信用するなんて到底出来ないし、
まして大事な人にお薦めなんか絶対出来ないと思う。

普通の人の感覚ならそういうものだと思いますよ。

リフォーム会社って本当に信頼が大事な商売ですね。改めてそう思いましたよ。

プロフェッショナル10周年特番

少し前になりますが、NHK総合で放送中の「プロフェッショナル～仕事の流儀」
が10周年を迎えたということで、過去に出演した「プロフェッショナル」たちを
ナインティナインの岡村隆史氏が訪ねるという企画で放送されていました。
出演者291人の中で、歌舞伎役者の坂東玉三郎氏、左官職人の挾土秀平氏、
りんご農家の木村秋則氏の3名の元に実際に伺い、対談するというスピンオフ的な
構成になっていて、結構見応えがありました。

「ふりとも」は録画して何回も観ましたが、毎回、新たな気づきがあって、
とても考えさせられました。

坂東玉三郎氏は、年齢の衰えを日々感じていると正直に告白した上で、
その為のケアを怠らない、今日、明日の為に準備をしっかりやること。
あまり決め過ぎると、自分が思い描いていた通りの未来にならなかったとき、
方向転換できなくなってしまう。だから柔軟な対応が出来るように、先のことは
ぼんやりとした感じでもいいから、まずは今日、明日のことをしっかりやる、と。

確かにそうだよね。未来なんて、どうなるか分からないからね。
良いことも悪いことも起こるから、あまり決めつけないほうがいいんだよね。
これは本当にそう思った（笑）今の自分の状況も想定通りじゃなかったしｗ

左官職人の挾土秀平氏は、職人は臆病であれ、という仕事の流儀があるそうで、
職業柄、何回も「いや待てよ」と思うそうで。それ位、慎重であるからこそ、
業界で成功してきたんでしょうね。仕事のレベルが上がるにつれ、圧し掛かる
プレッシャーに対し、カラオケで発散したりしていたようですが、最近では
文章を書くことを習慣的にやっているらしい。考えを文字におこすというのは
非常に大事なことだと思う。頭の中でモヤモヤしていたものを文章にするには
論理的な思考が求められるし、納得いくまで文章を書き続けることで、新たな
気づきとか発見があるのだろうな、と。執筆活動が職人としてもスキルアップ
出来る助けになっているんだろうな、と。一つのことで頭を一杯にしないで、
全く違うことを始めてみる。両輪として捉える。なるほどと思いました。

りんご農家の木村秋則氏は歯が無い方で。。自分で抜いたらしい？
お金が無いときに歯医者に行くことが出来ず、虫歯が痛んだので自分で歯を抜いた？
というから、ビックリしました。今でも歯を入れないのは、あの頃の苦しい経験を
忘れないようにする為、自分自身の戒めなのだそうです。

無農薬での「りんご栽培」は当時、誰も成功していなかったのですが、木村氏は
土壌改良から始め、8年掛かってやり遂げた苦労人でした。「りんご栽培」している
というより、「りんご」が成長するお手伝いをしている、と。
自分の目が農薬であり、肥料なんだ、という言葉がとても印象的でした。
自然に近い、ふっかふかの土を作ることが最優先なんだと。
まずは「りんご」が育つ環境づくりが重要なんだ、と。

どれも考えさせられる言葉ばかりでした。いい番組でしたよ。
こういう番組を作ってくれると、NHK受信料を払う価値はあるかも、ね（笑）