吉田沙保里選手の「ごめんなさい」に思う

リオ五輪での日本の金メダル獲得予想14個まであと2つ。
日本選手団の主将であり、オリンピック4連覇が懸かった決勝の舞台で
レスリングの吉田沙保里選手は惜しくも敗れ、銀メダルを獲得しました。
日本国民の期待を背負って戦うことの重圧は他の競技でも同じだと思いますが、
吉田選手の場合、本当に大きなプレッシャーの中、競技をやり抜いたと思います。

正直、リオ五輪の開幕前までは、どうでもいいと思っていたのですが、
今回の敗戦を受けて、吉田選手が、

ごめんなさい

と口にしたことに衝撃を覚えました。

あなたが謝る必要は全然無いのに。あなたより日本国民に謝らなければいけない人たちが沢山いるわけで。

東京五輪招致に関わった人たち、国立競技場の改装費用を見誤った人たち、
元総理の人、元都知事の人、他にも政治家たち。
こうした人たちは誰もTVの前で、国民に向かって、

ごめんなさい

なんて一言も口にしていない。吉田選手は立派だな～と。
背負う者が大きければ大きいほど、責任感も重く、
その重圧と闘いながら、4連覇の手前までやってこれたことが素晴らしいわけで。

五輪というのは勝つ人だけではなく、負けた人にも注目が集まる。
そして負けた時こそ、人としての品格が表われるものだと思いました。

彼女の存在無くしては、今回のリオ五輪での日本選手たちの活躍は無かったと思う。

ごめんなさい

素直にそう言って涙ぐむ吉田選手の姿に感動しました。

話は変わるけど、人のクルマにぶつけておいて、ごめんなさい、を言えない老人が居るですよ。
素直に謝るかどうかで人の心象って随分変わるもんですよ。

ようやく明日の午前中にリーフ修理です。。。