悪質タックル

大学アメフト試合での悪質タックル問題。
報道で明らかになっているところによると、日大監督の指示だったそうで。。。
瞬間をとらえた映像を見ましたが、交通事故（追突事故）に近いですね。

あれを身体にまともに受けた衝撃、ダメージとはどれほどでしょうか。
負傷した選手が可哀想ですが、実際に「タックル」にいった選手も可哀想ですね。

誰も幸せにしない「タックル」、誰もリスペクトしない「プレー」に対し、
この監督は何がやりたかったのか？

勿論、試合に勝つ為にやっているんだ！となるでしょうが、
相手選手を負傷させる為に悪質タックルして良い理由にはなりませんよね。

それは商品を売る為に悪質なことをして良い理由にならないのと同じです。
売れるなら何をやってもいい、どんな手段を使っても売れればいい、そんな思考なら、
世の中は無秩序状態になります。一番被害を被るのは消費者です。
だから何をやってもいい世の中ではダメなんです。そこには最低限のルールやマナー、
何より相手を思いやる心が無ければ、世の中は荒んでいきます。

今回の件でアメフトに対する世間の見方は良いものになったか、逆の結果になったか。
よく考えれば、勝利すること以上に重要なものを失ってしまった、そんな感想を持ちます。

今後もあの映像が流れる度に、タックルにいった選手は責任を感じるだろうし、
アメフト競技そのものにも批判が向けられるかもしれない。

勝つことは重要。
それでも勝利に至るプロセスやストーリーはもっと重要ではないでしょうか。