気になるイベントでもお知らせしたようにギャラリー
夢雲をのぞいてきました。
単なる、版画展と思ってたけど、作者の『江崎 満』氏は、良い意味での頑固オヤジって感じでしたね


。
作品には、ホルスフィールドリクガメ(ソクラテス)が作品に登場したり、両生爬虫類、魚をモチーフにしたものが多かったです
その中の作品の壷に『ヤモリ』があったけどちゃんとヤモリの
足の裏も作ってくれてました。
ま、ヤモリを創る作家さんは少ないけど、それだけに注目してしまいますね
さて本日のお勧め絵本は、もちろん江崎氏が書いたもんです。
題名は、オオサンショウウオが幸せを求めて旅をする、そして
生きる事を考えさせられる『
たったひとつの』です

もちろん、オオサンショウウオも良いけどやっぱりカエルが登場しないことにはね
洞穴にずっと棲むオオサンショウウオとアオガエルの出会い・・・
食べられそうになったアオガエル、カラス山に行けば『シアワセ』って言うもっと美味い物があると言う・・・
洞穴から出た事が無いオオサンショウウオ、自分の顔すらゆっくりと見た事が無い。それに心臓の音を聞いて生きてるってことを実感する。そして水に映った自分のヘンテコな顔を悩んでるとどこからか『お前の顔は世界にたったひとつしか無いんやで』と改めて見直す。それが吹っ切れたのか『シアワセ』を求めて旅が始まる・・・
その途中で出会う生き物たち・・・
さぁ、その結末はいかに
版画って、こんなに色付けるとスッゲ~手間なんですよねっと聞くと、江崎さん曰く、そんなめんどく臭い事出来ないから、一枚刷って裏から色付けすると言う技法を使ってるんですって

それも驚きやけど、素人の館長が言うのもなんやけど、出来た作品は、とても柔らかく色鮮やかで、見ている人をストーリーで楽しませてくれます。おまけにこの、夢雲が建つ山の力に負けないくらいの力強さを感じさせてくれています
宝くじでも当たれば、我が館に展示したいけど

・・・・と言う事でとっても買えないので原画を絵本にしたこの本だけでもと、サインをしていただきました
館長『よ~し、いつか買ってやるぞ

』と家に帰ってこの話を我がサイフ、いやワイフにすると、
いつもながら『そ。

』の一言・・・その後の言葉は続きませんでした
でも、良い作品見せていただきました