不動岡高校ラグビー部

ラグビー部の情報をお伝えします!

多崎つくる 読了

2014-12-05 19:50:23 | 日記
遅ればせながら、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読みました。
村上ワールドだぁ!
らしい作品だ!
読み終わった後にたくさんの???が頭に浮かび、
緑川の小さな布の袋の中身も
灰田がどうなったかも
ユズを殺した真犯人も
沙羅の返事も
何一つわからないまま話は終わってしまいました。
なのに何でこんなに惹きつけられるんでしょう?

登場人物にアオという高校のラグビー部のキャプテンが出てきました。
こんな人です。

✳︎✳︎✳︎

アオはラグビー部のフォワードで、体格は申し分なかった。3年生のときにはチームのキャプテンをつとめた。(中略)性格が明るく、多くの人に好かれた。まっすぐ人の目を見て、よくとおる声で話をした。驚くほどの大食漢で、なんでも実にうまそうに食べた。悪口は滅多に口にせず、人の名前と顔をすぐに覚えた。よく人の話を聞き、場をまとめるのが得意だった。つくるは彼がラグビーの試合前に円陣を組んで、仲間の選手たちに檄を飛ばしていた光景を今でもよく覚えている。
彼は叫んだ。「いいか、これからおれたちは勝つ。おれたちにとっての問題はどのようにして勝つか、どれくらい勝つかだ。負けるという選択肢はおれたちにはない。いいか、負けるという選択肢はおれたちにはない!」

✳︎✳︎✳︎

ちょっとステレオタイプ?