住宅ローンといえば多種多様な商品が展開され、複雑すぎてわかりにくい印象がありますが、実は3種類しか存在しません。
住宅ローンの種類をわかりやすくご説明しましょう。
住宅ローンはフラット35、民間融資、公的融資の3種類しかない
複雑に感じる住宅ローンですが、実は以下の3種類しか存在しません。
1. 住宅金融支援機構と銀行が協力して貸し出す「フラット35」
2. 各銀行が独自に商品化する「民間融資」
3. 職場で財形貯蓄を行う方が利用できる財形住宅融資などの「公的融資」
以上の3つが住宅ローンの種類です。
1番目のフラット35は様々な銀行で取り扱われていますが、どのフラット35も住宅金融機構と銀行が協力して貸し出す住宅ローンであり、金利は高めで年1.3~1.8%などです。
2番目の民間融資は、各銀行が独自に商品化する住宅ローンであり、金利は低ければ年0.45などとなっています。
3番目の公的融資である財形住宅融資は、子育て世帯や従業員数が300人未満の職場で働く方であれば、年0.62%などの金利での借り入れが可能です。
このような住宅ローンですが、種類こそ3つしかないものの、それぞれにはメリットやデメリットなどの個性があるため注意が必要です。
たとえば、フラット35は一定の耐震基準を満たす高品質な住宅を購入する際しか利用できません。
また、民間融資は金利が低く設定されていますが、多くの商品は5年に1度金利が見直され、場合によっては総返済額が高くなる可能性があります。
つまり、3種類の住宅ローンは、どれが一番良いか断言できないというわけです。
住宅ローンの種類や、それぞれの住宅ローンのメリットやデメリットは、私が運営するサイト「誰でもわかる不動産売買」の「住宅ローンの種類とメリットを解説(実は3種類しかない!?)」にてわかりやすくご説明中です。
同コンテンツでは、3種類の住宅ローンの審査の基準(通りやすい通りにくいなど)もご紹介しています。
お時間のある方は是非ご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。