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フラット35の残りの1割はどうする?

2021年09月13日 | 住宅ローン

フラット35とは住宅金融支援機構が住宅購入資金を貸し出す国民的な住宅ローンですが、住宅購入代金の9割を超える融資を希望すると金利が高くなります。

私がこのブログ記事を書く2021年の9月の時点において、9割以下の融資を希望した場合の金利は年1.280%などですが、9割超の融資を希望した場合は年1.540%などです。

しかし、フラット35パッケージ、または併せ融資を利用すれば、金利を抑えることができます。

フラット35の残りの1割を賢く借り入れできる「フラット35パッケージ」と「併せ融資」をご紹介しましょう。

フラット35パッケージと併せ融とは?

「フラット35パッケージ」と「併せ融資」は、住宅購入資金の9割などをフラット35にて借り入れし、残りの1割などをフラット35を利用する銀行が取り扱う別の住宅ローンで借り入れる複合タイプの住宅ローンです。

フラット35パッケージ、または併せ融資を利用しつつ住宅購入資金の9割などをフラット35で借り入れし、残りの1割などを他の住宅ローンで借り入れすれば、フラット35で借り入れる9割などの部分の金利を抑えることができます。

冒頭でご紹介したとおり、2021年9月の時点においてフラット35で住宅購入資金の9割以下の額の借り入れを希望した場合の金利は1.280%などですが、9割を超える額の借り入れを希望した場合の金利は1.540%と高くなります。

しかし、フラット35で住宅購入資金の9割以下の額を借り入れし、残りの1割などをフラット35パッケージ、または併せ融資で借り入れすれば、フラット35で借り入れる9割以下の額の金利を1.280%に抑えることが可能です。

フラット35パッケージ、または併せ融資を図解でわかりやすくご紹介すると以下のようになります。

フラット35の残りの1割を借り入れできるフラット35パッケージと併せ融資とは

このようにフラット35パッケージ、または併せ融資を利用すれば、フラット35の金利を抑えることができます。

ただし、フラット35パッケージ、または併せ融資で借り入れる残りの1割などの部分は、フラット35より金利が高く設定されているため注意してください。

たとえば、私がこの記事を作成する2020年9月の時点において、みずほ銀行のフラット35パッケージの金利は2.725%からなどであり、フラット35より金利が高く設定されています。

また、私がこの記事を作成する2020年9月現在、りそな銀行の併せ融資の金利は3.475%からなどであり、こちらも同じくフラット35より金利が高く設定されています。

この他にも、フラット35パッケージ、または併せ融資を利用する際はフラット35とは別の審査が必要になるなど、いくつかの注意点があります。

フラット35パッケージ、または併せ融資の詳細は、私が運営するサイト「誰でもわかる不動産売買」の「フラット35の残りの1割の借り方」にて詳しくご説明中です。

フラット35の残りの1割を借り入れる方法をお調べの方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。

フラット35の残りの1割の借り方


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