私は、此処30年風邪薬に頼った事はありません。
実は医者が柿の貼り付け内容を見付けました。
ちょっと長いですが、最後までお読みになれば、如何に製薬会社が騙し対応されているかわかります。
病院には大勢の患者さんが「風邪を早く治したいから」という理由で風邪の「ひき始め」を狙って来られます。実は私たち医師の立場から見れば、風邪での早めの受診は、患者さんにとってデメリットが大きいと感じます。なぜでしょうか。その理由を説明します。
風邪は病院に行くべき? =早めの受診にメリットがない理由
風邪のひき始めに最も効果的なのは?
◇風邪薬のメリットは少ない
風邪をひいたら「早めの段階で病院にかかって手を打っておきたい」という方は多いと思います。仕事が忙しいのでなるべく休みたくない。学校で大事なイベントがあるので早めに受診して治したい。そんな方も多いでしょう。ところが、風邪の症状がまだ軽い早めの段階で、病院でできることはあまりありません。
「病院で風邪薬を処方してもらえばいい!」と思った方がいるかもしれませんね。しかし、風邪薬は風邪を治す薬ではありません。風邪によって起こる、頭痛や鼻水、せき、たん、発熱などを抑える成分が含まれているだけです。風邪はほとんどがウイルス感染とされていますが、風邪薬にウイルスをやっつける成分は入っていませんし、そもそも風邪のウイルスをやっつけて風邪を治療する薬は存在しません。
そして、病院で処方される風邪薬と、市販の風邪薬は成分に大差がありません。もちろん病院で処方してもらえば健康保険によって薬の値段は多少安くはなるものの、つらい症状がある中で病院に出かけて行って、ようやく手に入れることを考えると割にあいません。
◇抗生物質は効果が期待できない
「抗生物質をもらえばいい。抗生物質は市販されていないから病院に行く意味はある!」と思った方がいるかもしれません。残念ながら、前述の通り風邪はほとんどがウイルス感染です。抗生物質(抗菌薬)は細菌感染症に用いる薬ですので、風邪に対しては効果が期待できません。
逆に、下痢やアレルギーなどの副作用リスクがあり、デメリットの方が圧倒的に大きくなります。風邪をひいた時に「早めに抗生物質をもらいに行く」というのも、お勧めできない行為です。
2017年に厚生労働省が出した「抗微生物薬適正使用の手引き」において、「感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する」と明記されたことで、風邪に対して抗菌薬が処方されること自体が減っています。
点滴で風邪は治らない
「点滴してもらえばいい。点滴をしてもらったら風邪はきっと早く治る!」と思った方がいるかもしれません。残念ながら、外来で行う一般的な点滴の成分は、ほぼ水です。水にナトリウムやカリウムなどの電解質が含まれており、成分としてはスポーツ飲料と似ています。風邪を治す成分はもちろん含まれていません。
点滴の目的は、のどの痛みや全身倦怠(けんたい)感によって、食事や水分がとれずに脱水状態になっている時の水分補給です。口から自力で水分がとれる方には、点滴を行う意味はあまりありません。
◇うがい薬をもらいたい
「病院でもらえるうがい薬を使ったらのどの痛みがなくなったことがある。うがい薬を処方してほしい!」と思った方がいるかもしれません。消毒作用があるうがい薬は、水道水でのうがいに比べて風邪の予防効果が乏しいことが過去の研究で明らかになっています(*)。風邪の治療法として考えても、あえて水道水の代わりにうがい薬の使用を勧める理由はありません。
したがって私たちは、特別な理由がある場合を除き安易にうがい薬を処方しなくなっています。
◇病院に行く意味はない?
以上のことを考えると、風邪で早めに受診しても、実は「病院でしかできないこと」がほとんどない、ということが分かります。風邪は自然に治る病気ですので、受診にかかる時間と労力を考えると、その時間を使って自宅でゆっくり療養する方が有効です。
ただし注意したいのは、ここに書いた内容は、「早めに治したい」という動機で病院によくやってくる、比較的若くて元気な人の「いつもの風邪」という場合だということです。
感染症に対して抵抗力の低い3カ月未満の赤ちゃんや、持病などによりさまざまなリスクを持つ方は、風邪を契機に他の重篤な感染症を合併することもありますし、「風邪に症状が似ているがただの風邪ではない」というケースもあります。
ここに書いた内容が全ての人に適用できるわけではない、という点はご注意いただきたいと思います。(医師・山本健人)
(*)参考文献
如何思いますか?
効きもし無いものを、コマーシャルに騙されたら、購入し使い無駄金を使わされていたと思いませんか?
最後までお付き合い頂きありがとうございます
実は医者が柿の貼り付け内容を見付けました。
ちょっと長いですが、最後までお読みになれば、如何に製薬会社が騙し対応されているかわかります。
病院には大勢の患者さんが「風邪を早く治したいから」という理由で風邪の「ひき始め」を狙って来られます。実は私たち医師の立場から見れば、風邪での早めの受診は、患者さんにとってデメリットが大きいと感じます。なぜでしょうか。その理由を説明します。
風邪は病院に行くべき? =早めの受診にメリットがない理由
風邪のひき始めに最も効果的なのは?
◇風邪薬のメリットは少ない
風邪をひいたら「早めの段階で病院にかかって手を打っておきたい」という方は多いと思います。仕事が忙しいのでなるべく休みたくない。学校で大事なイベントがあるので早めに受診して治したい。そんな方も多いでしょう。ところが、風邪の症状がまだ軽い早めの段階で、病院でできることはあまりありません。
「病院で風邪薬を処方してもらえばいい!」と思った方がいるかもしれませんね。しかし、風邪薬は風邪を治す薬ではありません。風邪によって起こる、頭痛や鼻水、せき、たん、発熱などを抑える成分が含まれているだけです。風邪はほとんどがウイルス感染とされていますが、風邪薬にウイルスをやっつける成分は入っていませんし、そもそも風邪のウイルスをやっつけて風邪を治療する薬は存在しません。
そして、病院で処方される風邪薬と、市販の風邪薬は成分に大差がありません。もちろん病院で処方してもらえば健康保険によって薬の値段は多少安くはなるものの、つらい症状がある中で病院に出かけて行って、ようやく手に入れることを考えると割にあいません。
◇抗生物質は効果が期待できない
「抗生物質をもらえばいい。抗生物質は市販されていないから病院に行く意味はある!」と思った方がいるかもしれません。残念ながら、前述の通り風邪はほとんどがウイルス感染です。抗生物質(抗菌薬)は細菌感染症に用いる薬ですので、風邪に対しては効果が期待できません。
逆に、下痢やアレルギーなどの副作用リスクがあり、デメリットの方が圧倒的に大きくなります。風邪をひいた時に「早めに抗生物質をもらいに行く」というのも、お勧めできない行為です。
2017年に厚生労働省が出した「抗微生物薬適正使用の手引き」において、「感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する」と明記されたことで、風邪に対して抗菌薬が処方されること自体が減っています。
点滴で風邪は治らない
「点滴してもらえばいい。点滴をしてもらったら風邪はきっと早く治る!」と思った方がいるかもしれません。残念ながら、外来で行う一般的な点滴の成分は、ほぼ水です。水にナトリウムやカリウムなどの電解質が含まれており、成分としてはスポーツ飲料と似ています。風邪を治す成分はもちろん含まれていません。
点滴の目的は、のどの痛みや全身倦怠(けんたい)感によって、食事や水分がとれずに脱水状態になっている時の水分補給です。口から自力で水分がとれる方には、点滴を行う意味はあまりありません。
◇うがい薬をもらいたい
「病院でもらえるうがい薬を使ったらのどの痛みがなくなったことがある。うがい薬を処方してほしい!」と思った方がいるかもしれません。消毒作用があるうがい薬は、水道水でのうがいに比べて風邪の予防効果が乏しいことが過去の研究で明らかになっています(*)。風邪の治療法として考えても、あえて水道水の代わりにうがい薬の使用を勧める理由はありません。
したがって私たちは、特別な理由がある場合を除き安易にうがい薬を処方しなくなっています。
◇病院に行く意味はない?
以上のことを考えると、風邪で早めに受診しても、実は「病院でしかできないこと」がほとんどない、ということが分かります。風邪は自然に治る病気ですので、受診にかかる時間と労力を考えると、その時間を使って自宅でゆっくり療養する方が有効です。
ただし注意したいのは、ここに書いた内容は、「早めに治したい」という動機で病院によくやってくる、比較的若くて元気な人の「いつもの風邪」という場合だということです。
感染症に対して抵抗力の低い3カ月未満の赤ちゃんや、持病などによりさまざまなリスクを持つ方は、風邪を契機に他の重篤な感染症を合併することもありますし、「風邪に症状が似ているがただの風邪ではない」というケースもあります。
ここに書いた内容が全ての人に適用できるわけではない、という点はご注意いただきたいと思います。(医師・山本健人)
(*)参考文献
如何思いますか?
効きもし無いものを、コマーシャルに騙されたら、購入し使い無駄金を使わされていたと思いませんか?
最後までお付き合い頂きありがとうございます