コレステロール値の高い人は卵を食べすぎちゃだめだとか、肉や油は控えたほうがいいとか、ずっと信じてきた医学の定説がいきなりひっくりかえされることがある。情報に踊らされないためには、みずから情報を更新していくしかない――ということでこのたび紹介するのは『血管を鍛えるとすべてよくなる! 血圧も、血糖値も、内臓脂肪も!』(加藤雅俊/講談社)。前述した情報がどうして誤りなのか、正しい知識を丁寧に説明したうえで、身体に必要なケアと習慣を教えてくれる一冊だ。
●なぜ血管を鍛えることが必要なの?
「血圧を下げたい」と願う患者の多くが、実は血管を心配していることに気づいた著者。実際は、血圧が高いからといって血管を傷つけるようなことはないのだが、たしかに血液の通り道たる血管は健康管理の要。そもそも血管が丈夫なら、血流がよく、身体中の細胞に酸素や栄養がたっぷり運ばれるし、結果、心臓病や脳卒中、脳梗塞といった疾患のリスクを減らすことにつながる。
しかし、血管なんてどうやって鍛えたらいいのか。内臓みたいなもので、傷めないよう気をつけることはできても、自らアプローチするなんて薬以外では不可能なのでは? そう思っている人たちの認識をくつがえしてくれるのが本書である。
しかし、血管なんてどうやって鍛えたらいいのか。内臓みたいなもので、傷めないよう気をつけることはできても、自らアプローチするなんて薬以外では不可能なのでは? そう思っている人たちの認識をくつがえしてくれるのが本書である。
●血管は筋肉、必要なのはたんぱく質と運動!
知らない人も多いが、実は血管は筋肉なのだと著者はいう。であれば必要なのはたんぱく質だし、肉や油を控えていると、栄養不足で弾力が失われ硬くなってしまう。つまり、血流が悪くなって、心臓や脳の病気を引き起こすのだ。筋肉なのだから、運動不足ももちろんよろしくない。年齢があがればあがるほど、なかなか精力的に運動する機会がなくなって、太った身体をなんとかしようと運動ではなくカロリー制限に手を出してしまう。結果、血液や血管にダメージを与えるという悪循環を多くの人はくりかえしているのだ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/dc/deco~otomedojo~934.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/dc/deco~otomedojo~934.gif)
というわけで、著者が提唱するのが「加藤式血管トレーニング」である。
知らない人も多いが、実は血管は筋肉なのだと著者はいう。であれば必要なのはたんぱく質だし、肉や油を控えていると、栄養不足で弾力が失われ硬くなってしまう。つまり、血流が悪くなって、心臓や脳の病気を引き起こすのだ。筋肉なのだから、運動不足ももちろんよろしくない。年齢があがればあがるほど、なかなか精力的に運動する機会がなくなって、太った身体をなんとかしようと運動ではなくカロリー制限に手を出してしまう。結果、血液や血管にダメージを与えるという悪循環を多くの人はくりかえしているのだ
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というわけで、著者が提唱するのが「加藤式血管トレーニング」である。
●1日1分の「スーパーマン体操」で血管を鍛え、ダイエット効果も!
そもそも血管が弱るほど筋肉量の落ちている人が、いきなりハードな筋トレができるわけもないし、30分のウォーキングだってハードルが高いことだろう。勢いではじめてみたとしても、数カ月続けばいいところではないだろうか。そんな運動に消極的な人のために著者が考案したトレーニングは、特別な技術も運動神経も必要としない、ごくごく簡単なエクササイズである。
ステップ1は「スーパーマン体操」。その名のとおり、スーパーマンが飛ぶようにうつぶせになって両手両足を宙にそらせる体操である。
そもそも血管が弱るほど筋肉量の落ちている人が、いきなりハードな筋トレができるわけもないし、30分のウォーキングだってハードルが高いことだろう。勢いではじめてみたとしても、数カ月続けばいいところではないだろうか。そんな運動に消極的な人のために著者が考案したトレーニングは、特別な技術も運動神経も必要としない、ごくごく簡単なエクササイズである。
ステップ1は「スーパーマン体操」。その名のとおり、スーパーマンが飛ぶようにうつぶせになって両手両足を宙にそらせる体操である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/9a/f2158c5fe01ad1d6a0fee1ddcd41a21d.jpg?1584399501)
①このポーズを10秒キープするだけで筋肉が収縮し、血管を刺激。
②さらに両手両足を上下にバタバタ動かすことで一気に血流をアップさせ、「NO(エヌオー)」(血管を柔らかくする一酸化窒素)の体内分泌をうながす。
③次に平泳ぎするように両手をスイスイ動かせば、背中の筋肉を鍛えられ、筋肉量がアップ!
ちなみに②と③の所要時間もたった10秒。これを2セットくりかえすだけである。
さらに鍛えたい人のために「スケート運動」とクールダウンのストレッチも本書には収録されているので、ぜひ確認してみてほしい。どちらも所要時間は1分。つまり全部やっても3分間しかかからないのに、血圧と血糖値を下げ、内臓脂肪が減る。つまりダイエット効果もある。
筋肉が少ない、運動もキライ、でも健康は気になるし痩せたい、というワガママな人こそ、実践の価値あり
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