わたし達人間の身体では、人間を構成する約37兆個と言われる細胞の入れ替わりが行われており、
これを「代謝」と言います。
細胞は常に作られ、古くなった細胞は死んでいくというサイクルを繰り返しています。
しかし、新しい細胞を作り出す機能は、加齢と共にどんどん低下していってしまうんです…
つまり、エネルギーを消費する「筋肉」などが減っていき「代謝」が低下するため、痩せにくい身体になってしまうのです。
「筋肉」はエネルギー代謝に関わる重要や要素ですが、20代をピークに30歳を過ぎた辺りから、年に1%の割合で減少していきます。
40代は筋肉量の低下によって基礎代謝量が減少するうえに、加齢に伴い内臓機能も低下していきます。
この2つが同時進行でおこるため、40代以降は「水を飲んでも太る」なんてことが言われるのです。
(実際、何もしなければ1年に1%体重が増えると言われています。恐ろしい)
〈なぜ皮下脂肪は落ちにくいのか〉
細胞内のミトコンドリアはグルコースや脂肪酸からエネルギーを生み出しますが、必要な分より多く摂取するとエネルギー変換の処理能力を超え、エネルギーを作り出すための一連の流れから弾かれ、コレステロールや中性脂肪に変えられます。
この「余った栄養」こそが中性脂肪の正体です。
これが内臓脂肪や皮下脂肪となって体内に蓄積されるのですが、エネルギーを吸収して全身に運ぶ役割のある「毛細血管」が発達している内臓に比べ、皮下脂肪はあまり毛細血管が発達していません。
(特にお腹周りの毛細血管は少ないので、脂肪が蓄積しやすい)
そのため、皮下脂肪についた脂肪は、エネルギーとして消化吸収されにくく、落ちにくいのです。
また、血糖値も脂肪蓄積に大きく影響を及ぼします。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グリコーゲン)の濃度のことてす。炭水化物は体内に入ると、食物繊維とブドウ糖へ分解され、小腸から吸収されて血液中に取り込まれます。
そのため、食後に血糖値が上昇し、それに伴い膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンが分泌されると、筋肉細胞や脂肪細胞がそれを感知して、血液中のブドウ糖を細胞に取り込み、血糖値が低下して平常の数値に戻ります。
これが食事による血糖値の変化の仕組みです。
では何故、血糖値が上がると太るのでしょうか?
インスリンはブドウ糖を細胞内に取り込む働きのほか、脂肪細胞が血液中の中性脂肪を細胞内へ取り込むのを促進したり、脂肪細胞が蓄えている脂肪をエネルギーとして使いやすくするのを阻害する働きがあります。
つまり、インスリンはブドウ糖や脂肪といったエネルギーを「蓄える」方向に身体を傾けるホルモンなのです。このため、血糖値を上げ過ぎると、身体に脂肪が蓄えられやすくなるという訳です。
また、わたし達日本人は一般的にご飯や麺類といった糖質を多く含む食物を好む傾向がありますよね。
そのため、糖質過多の食生活になりがちです。
肥満ホルモンとも呼ばれるインスリンは、糖質の摂取により分泌されるため、糖質過多により大量に分泌されると、体脂肪を大量に蓄えることになってしまいます。
また、糖質は食欲とも繋がりが深く、高糖質食は脳の満腹中枢に働き、食欲を促すグレリンという消化管ホルモンが分泌されやすくなります。
反対に、食欲を抑えるペプチドYYというホルモンが出にくくなるため、空腹を感じやすくなり、結果食べる量が増えてしまいます。
こうやって見ていくと、「糖質摂って、良いこと一つもないじゃん」って、思えてきますよね
確かに、「ダイエット」という側面から見れば「糖質」は摂らないにこしたことは無いです。
しかし、糖質は人間にとって必要な栄養素であるということも事実
ダイエットは一生続けていくものですが、極端な食事制限は長く続けるものではありません⚠️
「糖質」と、上手く付き合っていくのが、スリム体型を維持していくポイントです。
わたしの「ダイエットサポート」では、おもに「ケトジェニック」という食事法を指導しています。
ナゼって❓❓
それは
ケトジェニックが1番最速で脂肪を落とせるからです
次回は、この「ケトジェニック」についてお届けしま〜す!
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