アートフェスタ便り その1
2016/6/3 ~2016アートフェスタ実行委員会~
前回の会議で、
「広報に力を入れていけたらいいね。」
の話となり、私たちスタッフがどの様にしてアートフェスタに取り組んでいるか、舞台裏を見せていくことにしました。
11月当日のアートフェスタだけがアートフェスタではなく、過程すべてがアートフェスタですもんね。
この多業種ぶりは、見事です!
院長のアートフェスタに対する想い(インタビュー)を聞いて・・・。
理性・合理性の対極の非理性・非合理性のところに患者さんがいて、これが精神病院であり精神科治療。
この非理性で非合理な現場において、“遊び”であったり“ムダ”だったりを通し、ここを職員が楽しめて体験していって欲しい。
何故なら、アートを通して、やわらかい感性を作ることによって困難を乗り越えていくことが出来るのではないか。云々・・・。
これを受けてみんなで話し合い・・・。
Aさんの、
「結局のところ、私は何を受け取ったらいいの?と思っちゃった」
の一言から端を発し、
「私、理性のかたまりなんです。計画を立て、そこに向かってコツコツと仕事をしたい。一番アートフェスタで苦しむのは私です。」
の告白があり、続いてCさんが、
「いえ、一番苦しむのは私ですよ」
と、会議が、胸の内を披露する場に早変わり。
そんな苦心しているスタッフに、その後に続く言葉は、
「視点を変えることで、頑張っていけれるよ」
と励ましだったり、実行委員4年目のベテランさんは、初年は苦痛で、2年目は、耐えられなく辞退を申し出た秘話を話してくれ、
「でも、苦しみながらもがく中で、患者さんがアイディアを出し始め、今ではアートフェスタを通して患者さんと信頼関係を築けている」
と好例を話してくれました。
限られた時間の中で、ここまで、戸惑いという弱さを出し合えた、この会議。
また、院長の提案に対して、真剣に応えようとしている姿勢を感じました。
中々、日常業務は各部署激務で、連携したくても出来ない現状がありますが、ちゃんとつながってる安心できる場がありました。
袋田病院の強みですね。