アートフェスタ便り その2
会議の時間は、夕方4時から5時半までの1時間30分。
この限られた枠の中で、何に時間を使うか、頭を悩ませるところです。
決めなければいけない事務的なことは沢山ありますし、さて、どうするか。
今日の最初のお題は、
「開催日をいつにするか」
アートフェスタの重要性を感じ、患者さんたちと一緒に作品作りをしているAさんから、11/19(土)と20(日)はどうしても都合が合わず、出来れば他の日にちにしてほしいという提案が最初にありました。
決めなければいけないこと、段取りをしているがゆえに、急ぐ?議長の実行委員長から、多数決で決めましょうと、3択が出され・・・。
そこへ、Bさんが、ちょっとまった!をかける。
「みんなの意見をもっと聞きたい」
と勝手に?他の皆さんへ意見を聞き始め・・・。
月始めは、事務が大忙し、半ばの12(土)13(日)は、奥久慈大子祭りがあるから町内は車が動けなく(大変盛況で渋滞)患者さんたちを送迎できない、じゃあ、月末はどう?と色々な場面を想定し、知恵を出し合い議論を深めること、50分が経過。
でも、この議論が、各部署の仕事(形態)を知ることにもなり、決して無駄ではなく、有意義でした!
さて、議論が深まったところで3択。
結局、多数決で、11/19(土)と20(日)(連絡会議で決定後確定)に決まりましたが、どうしても参加出来ない部署は、別の方法で活動記録を発表しようということになりました。
一人のために、みんなが考える。
こういう関係性が、結局のところ、みんなの力が最大限に発揮できることにつながるんですよね。
残り時間は、滋賀県にある精神障害者さんが集う
「やまなみ工房」の様子をDVD観賞。
やまなみ工房の自由な取り組みを知り、
「アートとは、額に入って観賞するモノ、高く評価されるモノだと思っていたけど、何か違うんだなと感じた。」
「しつこい患者さんがいるんだけれども、これも才能=アートだね(笑)」
「人って、日常生活を送るうえで何かしら、“仮面”を付けて秩序を保ち振舞っているけど、このやまなみ工房のアーティストさん達もそうだけど、精神患者さんって、この仮面を脱ぎ捨てちゃっているんだよね。脱ぎ捨てた先の表現が、私、カッコいい―と思っちゃう。このカッコいい―をアートだと思っているんだけれど、私も、アートって何か分からない。」
など、アートの捉え方が広くなった感想が多く聞かれました。
さて、会議の時間も少し押し、閉会。息抜きになった愉しい時間でもありました。