こんにちは。
作業療法課長の益子です。
今回はOTで行っている“森づくり”についてお話したいと思います。
森は病院の裏側にあります。
その森は長年誰にも使われず、うっそうとしたまま放置されていました。
私はいつもその森を見ていて、寂しく、切なく思っていました。
そこで、昨年5月。
思いきって、手を入れることを決意しました。
以前からこの森の価値や可能性は感じていましたし、今後の治療やリハビリでも利用できるよう、しっかり整備しようと作業に取り掛かりました。
ちなみに、アートフェスタ2018では、OT企画:『リ・フィールド』としてこの森を会場とした企画を行いました。
アートフェスタでの森の利用についても、ひそかに私の頭の中で構想を練っていましたので、森の整備を始める上でもよいチャンスでもありました。
森の整備は、ずっと放置されてきた場所ですので、作業の困難さは容易に想像できました。
素人が行うには無謀と思われたかもしれません。
しかし、私が決めたコンセプトや作業工程、つまり“森づくり”プロジェクトには、患者さん、OTスタッフ、看護師やPSWが快く理解し、みなさん一生懸命に作業に参加してくれました。
枯れ木や倒木、落ち葉や雑草の整理。
杭を打って、転落防止の柵を作ったり、階段や手すりを設置したり。
暑い日も雨の日も、やぶ蚊に刺されながらも作業を行いました。
私のこだわりと意地に付き合い、協力してくださった方々には、大変感謝しております。
はれてアートフェスタ2018の当日には、すてきな森をお披露目することができました。
風が通り、陽の光が入るようになった森。
患者さんと描いた絵が木々の間から顔をのぞかせます。
誰もいなかった森から聞こえるようになった笑い声。
子供たちが元気に走り回っています。
たくさんの方にご来場いただき、多くの感動を得ていただけたようです。
私自身はジーンとこみ上げるものがあったのを覚えています。
「頑張ってよかった。」
この一言に尽きます。
アートフェスタでのお披露目を機に、病院のスタッフや外部の方にも森の存在や価値が認知されるようになり、この森は今後も使用できる≪雰囲気≫となりました。
そして、今年。
今年も“森づくり”は続きます。
≪雰囲気≫はできましたので、より使用しやすく、安全で快適な森をつくり、守っていきたいと考えています。
現在はボランティアの方にもご協力をいただきながら、OTのプログラムを中心に、患者さんと一緒にコツコツと整備作業を行っています。
今回は“森づくり”の経緯についてお話させていただきました。
長文のお付き合い、ありがとうございました。
今回はふれられませんでしたが、森の中にステージも建てました。
そこではヨガも行っています。
“森づくり”の経過やプログラムでの使用の様子などは、また追々ご報告したいと思います。
袋田病院公式サイト・作業療法(OT)ページへは
下記の赤文字をクリックしてください。
袋田病院公式サイト・作業療法(OT)ページへ
作業療法課長の益子です。
今回はOTで行っている“森づくり”についてお話したいと思います。
森は病院の裏側にあります。
その森は長年誰にも使われず、うっそうとしたまま放置されていました。
私はいつもその森を見ていて、寂しく、切なく思っていました。
そこで、昨年5月。
思いきって、手を入れることを決意しました。
以前からこの森の価値や可能性は感じていましたし、今後の治療やリハビリでも利用できるよう、しっかり整備しようと作業に取り掛かりました。
ちなみに、アートフェスタ2018では、OT企画:『リ・フィールド』としてこの森を会場とした企画を行いました。
アートフェスタでの森の利用についても、ひそかに私の頭の中で構想を練っていましたので、森の整備を始める上でもよいチャンスでもありました。
森の整備は、ずっと放置されてきた場所ですので、作業の困難さは容易に想像できました。
素人が行うには無謀と思われたかもしれません。
しかし、私が決めたコンセプトや作業工程、つまり“森づくり”プロジェクトには、患者さん、OTスタッフ、看護師やPSWが快く理解し、みなさん一生懸命に作業に参加してくれました。
枯れ木や倒木、落ち葉や雑草の整理。
杭を打って、転落防止の柵を作ったり、階段や手すりを設置したり。
暑い日も雨の日も、やぶ蚊に刺されながらも作業を行いました。
私のこだわりと意地に付き合い、協力してくださった方々には、大変感謝しております。
はれてアートフェスタ2018の当日には、すてきな森をお披露目することができました。
風が通り、陽の光が入るようになった森。
患者さんと描いた絵が木々の間から顔をのぞかせます。
誰もいなかった森から聞こえるようになった笑い声。
子供たちが元気に走り回っています。
たくさんの方にご来場いただき、多くの感動を得ていただけたようです。
私自身はジーンとこみ上げるものがあったのを覚えています。
「頑張ってよかった。」
この一言に尽きます。
アートフェスタでのお披露目を機に、病院のスタッフや外部の方にも森の存在や価値が認知されるようになり、この森は今後も使用できる≪雰囲気≫となりました。
そして、今年。
今年も“森づくり”は続きます。
≪雰囲気≫はできましたので、より使用しやすく、安全で快適な森をつくり、守っていきたいと考えています。
現在はボランティアの方にもご協力をいただきながら、OTのプログラムを中心に、患者さんと一緒にコツコツと整備作業を行っています。
今回は“森づくり”の経緯についてお話させていただきました。
長文のお付き合い、ありがとうございました。
今回はふれられませんでしたが、森の中にステージも建てました。
そこではヨガも行っています。
“森づくり”の経過やプログラムでの使用の様子などは、また追々ご報告したいと思います。
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