【常明園】の日常~がんばらない いつも一所懸命だから~

長崎県の東彼杵にある障害者支援施設(生活介護・施設入所支援)【常明園】での利用者さんや職員さんの日常を紹介します。

Stories? Storys?〜またここから〜

2021-08-15 23:00:00 | Weblog

何だかんだ回る世界ハローイブニング。

オリンピックが終わったとたん感染拡大に支離滅裂な情報が飛び交うコロナ事情。そんな世情。整わないコンディション。

と、無理矢理な韻踏みから始まるダイアリー。

なんやねん(笑)

原爆の日もニュースでは一日二日で過ぎ去るご時世。

忘れちゃいけないし、30半ばになった今なら違う視点から見られるかと、記念式典前に密を避けて原爆資料館に行ってみました。

幼き頃、小学校の一室で展示されていた生なましい写真に目を背けて、意味も分からず歌っていた平和の歌。
今更だけど正面から見られました。
様々な遺品や被害受けた日用品や写真。
でも1番刺さったのは被爆当事者の手記。一言一句噛み締めながら読ませていただきました。
写真や物や映像じゃ伝わらないもの。

私の祖父も戦時中、零戦に乗っていたらしく毎年原爆の時期になると、学校の課題やらで話しを聞いていました。
祖父も戦争の被害で胃を3分の2失いました。
まぁ孫だとしても語り継ぐべきことでも、辛い過去をほじくられるのは、誰だっていい気分はしない。
それでも語ってくれていた。

今になって思えば、すごく悲しくなる。罪なく亡くなった人、生き延びた人が[死にたい、殺してくれ]って言ってた意味、特攻隊として散った命。そんな全てを見ながら生き残った罪悪感、嫌悪感、責任感。
戦争始めたやつら以外誰も悪くないのに、その人々が当時から終戦後まで苦しむ。

時が経てばなんて言うけど、未だに被爆被害はある。

今じゃ手帳取得なんだのって、そういうことじゃない。

平和を謳うなら知ってほしい。

薄っぺらい自分が言うのも変だけど、命は尊い。

改めて感じさせられました。

と、長々なりましたがまだまだいきますよ!(笑)

さぁ、正解が不正解で、不正解が正解で、結局正解がないグレーな世の中。
いや、昔からか(笑)

また日常が戻る中、次は大雨。
幸い常明園は被害なく済みましたが、県内も県外も被害が出ています。本当に明日は我が身と言う意識をもって生きていかなきゃですね。
これ以上被害拡大しないよう願うばかりですが、明日からまた大雨だと…。お天道様、神様仏様、何を変えようとしているんですか?

そんな不安な日々とは裏腹に流れるもどかしいニュース。

入管外国人死亡。

二転三転する言い訳。

遺族の反応。

終いには訓告処分ですと。

命を何だと思ってるのか。

生きていること、息をしていること、それだけでいい。

苦しむ人を助けず笑い、救わず死に追いやる。

これがナウ。ナウい。

素晴らしき新世界。

「生まれた所や皮膚や目の色で、一体この僕の何が分かると言うのだろう」

誰かは歌った。
核兵器廃絶とか、人種差別とか、とかとか、結局永遠の課題なんだと思う。
見つからない答えや道筋もある。
だってそうだもん。

人間って複雑で面倒なんです。
自分も誰でも(笑)
だからこそ知ろうってしたり寄り添ったり支え合ったり。

だからこういう職種も生まれる。

戦時中の祖父の話、入管外国人のニュース、あるバンドの歌詞、結局当事者に寄り添う、同じ目線に立つ、思いを知る。

基本的なこと。

当たり前のようで当たり前じゃない。

出来ているようで出来ていない。

またやり直し。

それでいい。学ぶ機会をありがとう。

何か、陰口だとか噂話だとか知ってどうなるどうしたいって無駄な時間は自分を滅ぼすロスタイム。
前に進もう。

オリンピックは終わった。

次はパラリンピック。

明日は!なんと!常明園でパラリンピック採火式があります!
後に同日夕方から県庁で出立式があります。

大雨予報ですが、無事開催されますように。

全てに未来があるように。