用具係

新入生の役割と言えば準備。
つまり用具係です。

新入部員候補が沢山勢揃いとなったこの日。
いよいよ、用具係の役割が回ってきました。



上級生にとってはこれを教えるのも仕事の1つです。
どれだけ効率よく教えるかによって、自分たちも練習に集中できるようになるものです。

さて、その昔、ジャイアンツと日本ハムでプレーし、その後MLBのニューヨークメッツにも在籍したことのある入来祐作。
現在は横浜で用具係を担当しています。

1996年にドラフト1位でジャイアンツに入団。
1997年に中継ぎで活躍し、翌年に7勝を挙げます。
その後、低迷するものの2001年には13勝を挙げて復活。
しかし、MLB挑戦を表明して2003年オフに日本ハムへトレード。
2005年オフに2年2億円の条件を蹴ってメッツとメジャー契約をしました。

2006年メジャーでは開幕枠に残れずマイナーへ。しかし、4月下旬に禁止薬物違反で出場停止処分。そして解雇となります。
2007年はブルージェイズとマイナー契約。しかし、結局、メジャーリーグは出来ませんでした。
2008年に横浜へ復帰するものの、オフに解雇となっています。

用具係に対する入来のコメントがありました。

「別に用具係であることに恥ずかしい気持ちはありません。
  さんざん好き勝手やって野球界に迷惑をかけた。
  それなのに今も野球界に携われている。
  恩返しです。
  サポートしている二軍選手が上(一軍)で活躍することが僕の生き甲斐になっています。」

用具係もどういう気持ちを持って取り組むのか。
その気持ちの持ち方次第で、楽しむこともできるでしょうし、まだまだ成長もできることでしょうね。