先日「3球でフォアボール」という米独立リーグでの試合時間短縮の試みを紹介しました。
それに呼応したとは思いませんが、日本野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーはシーズンの開幕前の3月25日に「コミッショナー宣言」を発表しました。
=コミッショナー宣言=
80年以上の歴史を持つプロ野球が、将来に向けさらなる発展を遂げ、「文化的公共財」であり続けるためには、試合そのものを常に魅力あるものにしなければならない。そのために今回、初めて12球団、監督・コーチ、選手、審判員等プロ野球関係者が一体となり、いかにすればよりよい試合をファンの皆様にご覧いただけるかを真剣に話し合うことになった。
プロフェッショナルである以上、最高の技術をぶつけ合い、フェアプレイの精神の下、常に子供たちの模範となり、憧れの存在であることを忘れてはならない。
そして、多くのファンに歓迎される試合をすることは、プロ野球に携わる者すべての責務である。今シーズンより、ゲームオペレーションの一つとして、日本のプロ野球の素晴らしさをより高めるべく、スピーディーな試合進行の実現に挑戦する。
というものです。
昨シーズンの一試合平均時間は3時間17分(9回)。長いと言えば長いかも知れません。
でも、試合開始時間が6時だとして、TV地上波で19時から放送しても、21時54分からの報道ステーションの放送開始には間に合う計算です。
映画でも約2時間。土曜ワイドのサスペンスドラマが2時間であることを考えますと、ちょっと長いです。
それでも、今年は野球規則と2011年の実行委員会で承認されたセ・パ両リーグのアグリーメント(PACE OF THE GAME)に基づき、次の項目を再度周知徹底させることになったそうです。
「イニングインターバルは2分15秒以内」
「イニング間の投手交代は2分45秒以内」
「イニング途中の投手交代通告から2分45秒以内にプレー再開」
「準備投球は5球以内」
「走者がいないとき、投手はボールを受けた後15秒以内に投球すること。違反した場合、球審は『ボール』を宣告する」
「捕手がマウンドに行く回数は3回(延長1回)まで」
「打者はみだりに打者席から離脱してはならない」
「サインを見る必要がある際は、打者席内で見る」
これらを真剣に取り組んで行けば、「3球でフォアボール」なんていう発想もなくなっていくことでしょう。
「攻守交代は全力疾走で行う」
こんな場面が見られることを期待していますが、なかなか・・・
(会社のベースアップがなければ、会社との試合時間も短縮してほしいなあ)
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