ここ数年はちょっと精彩を欠いている中日の井端選手ですが,全盛期にはプレーだけでなく,その判断力はピカイチでした。その判断力ですが,当たり前のことといえば当たり前ですが,瞬時に判断する能力はやはり素晴らしいものです。
試合の終盤。1点差。1アウト一・三塁で前進守備体型を取っているとき、打球が内野ゴロ。普通でしたらホームへ投げると思います。でも、一瞬の判断でセカンドダブルプレーを取りました。
これとまったく同じ状況が昨年夏の甲子園一回戦の沖縄・興南高校対徳島・鳴門高校でもありました。
点差にもよると思いますが、前進守備をしていれば、基本はバックホーム狙いですよね。それが一番の安全策だと思います。
しかし、迷わずダブルプレー狙い。
しかし、一瞬の判断の迷いがあればダブルプレーはとれない。しかも1点を与えてしまうことになります。レベルの高い判断力だと考えます。
その昔。2005年の日本シリーズで当時千葉ロッテマリーンズにいた西岡選手は、グラウンドに対して広く集中し、ファーストとサードの守備位置を確認した後、ファーストとセカンドの間に見事なバントヒットを決めています。
たった、これだけのことですが、広い範囲(グラウンド)に向けた集中と狭い範囲(ボール)に向けた集中です。
この集中力を上手く使い分けなければいけません。
広い範囲へ集中できるということは、それだけ回りが見えている証拠です。視野を広く持ち、周りが観察できていればメンバーのいる位置も確認ができますし、次のプレーに対する一歩目もよくなります。
狭い範囲へ集中しているということは、1つ1つの捕球や送球などの処理を丁寧に、確実にこなすことになります。
それでも、やっぱり試合中は広い範囲への集中が上手くできないことが多いのか、周りが見えていないということか、譲り合いをしたり、交錯してしまったりしちゃっています(ケガの元)。
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