雨で日程どおりに試合が消化できなかった秋季大会の最終日でした。
計算どおりにいかなかったというのは、決勝の松本深志高も同じでした。この秋季大会の松本深志高は、観た試合に限りベンチ登録可能20人に対して19人での登録。さらに「背番号1の選手なし」という陣容で、3人のピッチャーの継投で戦ってきていました。聞いた話によれば、まだ、エースと呼べるピッチャーが確立できず、競争段階であることらしいです。
決勝においても、松本深志高の勝利の方程式どおりの継投策で、松本第一高を初回の1失点のみで抑え、9回まで1点リードするも、フォアボールと長打で逆転負けを喫してしまいました。
やはり、3番手で抑えの切り札的に使ってきた(ショートが本職の)ピッチャーですが、準決勝の都市大塩尻高で登板した時にもそうでしたが、それ以前の時のようなボールのキレ、コントロールがなく、さらに準決勝での試合中に脚を痛めたようで、本来のピッチングとは程遠いような感じでしたが、その影響もあったようです。
勝った松本第一高は、2季連続9回目の中信地区の優勝。秋季は4年ぶり4回目となります。一時期の低迷期から脱却したような感じです。
中信地区 決勝
松本第一 1 0 0 0 0 0 0 0 5|6
松本深志 0 0 1 0 0 1 0 0 0|2
決勝に先だった行われた3位決定戦は都市大塩尻高が9-1の8回コールドで、田川高に勝って3位となりました。4位は田川高ですが、準決勝と3位決定戦の2日2試合連続のコールド負け。週末に早くも行われる県大会に向けてピッチャー陣の再調整が急務だと思います(大きなお世話でしょうけど)。
中信地区 3位決定戦
都市大塩尻 0 4 0 0 2 0 0 3|9
田川 0 0 0 0 1 0 0 0|1 (8回コールド)
その他の地区の結果です。
東信地区 3位決定戦
上田染谷丘 0 0 0 0 0 2 3 0 3|8
小諸 1 1 2 0 0 0 0 0 0|4
東信地区 決勝
小諸商業 1 0 0 0 0 0 0|1
上田西 0 5 0 2 1 0 x|8
北信地区 3位決定戦
須坂創成 0 0 0 0 0 |0
長野商業 0 0 3 5 2x|10 (5回コールド)
北信地区 決勝
長野日大 1 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 7|11
飯山 0 0 1 3 0 0 0 0 0 0 0 0 2| 6 (延長13回タイブレーク)
南信地区 3位決定戦
伊那弥生ケ丘 2 1 1 0 3 4|11
赤穂 0 0 0 0 0 0|0 (6回コールド)
南信地区 決勝
岡谷南 0 0 0 0 0 0 |0
東海大諏訪 3 1 4 0 0 2x|10 (6回コールド)
残念ながら県大会に出場できなかったチームの中にも実力を秘めているチームもあります。この秋に実戦を重ねて、来春につなげて欲しいと思います。
県大会の組み合わせは本日18日に決まります。また、日程は22日、23日、26日、29日、30日の5日間で、会場は長野オリンピックスタジアム、上田県営球場、長野県営球場となっています。