カイロス(古希; Καιρός、ラテン文字転写; Kairos、 ラテン語形; Caerus)は、ギリシア語で「機会(チャンス)」を意味する καιρός を神格化した男性神です。ギリシア語では「時」を表す言葉が καιρός(カイロス)と χρόνος(クロノス)の2つがあります。前者は「時刻」を、後者は「時間」を指しています。
この「時刻」の「刻む」という意味の動詞に由来していると言われています。
また、「クロノス時間」として、過去から未来へと一定速度、一定方向で機械的に流れる連続した時間を表現し、「カイロス時間」として、一瞬や人間の主観的な時間を表すこともあります。
さて、チャンスと言えば野球では得点圏打率が一つの指標にもなります。
得点圏打率(BA/RISP=Batting Average with Runners in Scoring Position)とは、その言葉のとおり、ランナーが二塁または三塁にいる場合の打率のことです。要はスコアリングポジション(1本の安打でランナーが本塁に生還できる塁。二塁または三塁)にランナーがいるときの打率です。
ランナー一塁であっても安打で得点出来る機会はありますが、シングルヒット1本で本塁にランナーが還れる二塁または三塁というのが、ポイントです。
日本記録は1985年に落合博満・中日ドラゴンズGMが記録した.492。MLBでは1980年にジョージ・ブレットさん(当時カンザスシティ・ロイヤルズ)が記録した.469です。
2014得点圏打率ベスト3 パ・リーグ
陽岱鋼(北海道日本ハムファイターズ) .379
中村晃(福岡ソフトバンクホークス) .343
岡島豪郎(東北楽天ゴールデンイーグルス) .340
2014得点圏打率ベスト3 セ・リーグ
筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ) .416
畠山和洋(東京ヤクルトスワローズ) .402
長野久義(読売ジャイアンツ) .358
となっています。
ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん
得点圏打率と言っても
ジャンルは勝っているとき、敗けているとき、同点の時どれですの?
そうは言っても、チームが勝っているときに、いくら得点圏打率が高くても(得点差によってはダメ押しとかもありますが)、それはどさくさまぎれに打点を稼いでいるだけのイメージがあります。
自チームがリードしている時の得点圏打率
陽岱鋼(北海道日本ハムファイターズ) .420
W.ペーニャ(オリックスバファローズ) .404
岡島豪郎(東北楽天ゴールデンイーグルス) .393
E.ルナ(中日ドラゴンズ) .500
畠山和洋(東京ヤクルトスワローズ) .434
鳥谷敬(阪神タイガース) .419
ペーニャ選手とルナ選手・・・
ここは名誉もありますので、自チームが敗けているときの反撃ののろしとなる得点圏打率、それと同点時の勝ち越しとなる得点圏打率も掲載します。
自チームが敗けているとき
今江敏晃(千葉ロッテマリーンズ) .390
陽岱鋼(北海道日本ハムファイターズ) .385
長谷川勇也(福岡ソフトバンクホークス) .373
筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ) .467
畠山和洋(東京ヤクルトスワローズ) .395
長野久義(読売ジャイアンツ) .391
同点時
岡島豪郎(東北楽天ゴールデンイーグルス) .455
柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス) .395
今宮健太(福岡ソフトバンクホークス) .387
鳥谷敬(阪神タイガース) .446
長野久義(読売ジャイアンツ) .424
上本博紀(阪神タイガース) .400
いや、ちょと待ってちょと待ってお兄さん
結局、得点圏打率ってなんですの?
説明しろと言われても、意味わからんからできませ~ん
なお、最初のチャンスの神様カイロスの風貌の特徴として、頭髪が挙げられます。前髪は長いが後頭部が禿げた美少年として表されています。
「チャンスの神は前髪しかない」ということわざがありますが、「好機はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ない」という意味なのです。
物事を真正面から受け止めませんと、その前髪は掴めません。
他ならぬ自分の選択なのです。