「帰れマンデー見っけ隊!!」は、2016年10月2日よりテレビ朝日系列で放送されているバラエティ番組です。かつて放送されていたバラエティ番組「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」の企画の「帰れま10」のリニューアル版となっています。
いろいろな企画内容がありますが、ローカル鉄道路線に存在する指定されたいくつかの無人駅で降り、飲食店を探して実際に食事する「無人駅で飲食店を見つけるまで帰れない旅」と、ローカルバス路線においてサイコロの出た目の停留所で降り、飲食店を探して実際に食事する「秘境路線バスに乗って飲食店を見つける旅」といった内容が中心です。
さて、新型コロナウイルス感染拡大が日本各地に広がる中、2020年もお盆や夏休みのシーズンに突入しました。その、お盆とは、「ご先祖様が帰ってくる日」と小さい頃に聞かされたことがあります。今でも、そんな感じでいます。
日本でのお盆の期間は、一般的には8月13日~16日の4日間とされています。以前は、旧暦の7月13日~16日がお盆でした。新暦でいうと、8月中旬~9月初旬ごろになります。
お盆の起源はよく分かっていませんが、日本では古くから真夏にご先祖様を供養する風習があったようです。そこに、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という、行事が伝わり、今のような行事になっていったと考えられています。
日本は1873年から新暦になり、多くの地域では、分かりやすくちょうど1ヶ月ずらして、8月15日前後に行うようになりました。よって、かつての旧暦のままに近いので「旧盆」「旧のお盆」と呼ばれることもあります。
それでも、現在でも地域によって、お盆の期間は異なります。
7月13日~16日
東京都市部(多摩地区以外など)や石川県金沢市の旧市街地、静岡県静岡市などの一部の地域
「新のお盆」、または「東京盆」と呼ばれることもあります。
8月13日~16日
「新のお盆」エリアと、沖縄県、鹿児島県奄美地方を除く、ほぼ全国
旧暦7月13日~16日
沖縄県と鹿児島県奄美地方
多くの地域が「旧盆」を選んだ理由は、さまざまな説があり、新暦に移行すると農繁期にあたることや、梅雨が明けていないこと、東京と地方でお盆の時期がずれることで親族が集まりやすいなどが考えられています。
また、お盆の行事といえば盆踊り。ご先祖の霊をなぐさめるための念仏踊りがルーツともいわれ、そこに豊作祈願や娯楽としての要素が加わり、各地でさまざまな形の盆踊りがあります。
日本人の多くの人が故郷を思い出す日が、お盆だと思います。
実家から離れて暮らす方にとって、お盆に帰省することが楽しみとしている方もいるでしょうし、逆に子どもや孫が来ることを楽しみにされている方も多いと思います。
さてさて、お盆の帰省をめぐり、日本政府の意見が割れています。高齢者への感染の懸念から、「慎重に考えないといけない」との説明や、「一律に控えてと言っているわけではない」などの説明もあり、地方自治体からは、「帰省の自粛」を求める声があがっています。
相変わらずの日本政府の言いぶりの違いは、国民の混乱を招いていています。この状態は危機管理において最悪なことでしょう。
確かに、話題の「GoToキャンペーン」の推進と矛盾していますが、個人的には観光と帰省はリスクの大きさが違うと思います。観光旅行なら誰とも濃厚接触しない可能性は低そうですが、帰省では家族と長時間同じ空間にいて話したり、泊まったりするから感染リスクはより高いともいえます。だったら、「GoToキャンペーン」を使って、故郷に帰るというのもいいかも知れません(あくまでも、個人的見解で否定も肯定もできません)。
今年の夏は、故郷に「帰れマンデー」かも知れませんが、地域や各家庭で大切にされてきた、「お盆」という行事をあたらめて振り返ってみると、何か「見っけ隊!!」があるかも知れません。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。