2022年11月23日に行われたカタール・ワールドカップ・グループE第1節で日本とドイツが対戦し、日本が2-1で逆転勝利したニュースは、日本のみならず、海外メディアで驚きとともに伝えられました。
また、12月2日にはグループEの最終節でスペンと対戦し、2-1の逆転勝ち。ドイツに続く強豪撃破には、正直なところ信じられないようなことでした。
11月22日にも、36試合無敗記録を続けていたアルゼンチンをサウジアラビアが2-1で逆転勝利するという、「史上最強の番狂わせ」が発生しています。
第2節に入ってからも、11月25日にはイランがウェールズを2-0、11月27日にはモロッコが欧州の強豪ベルギーを2-0、11月28日に出場国中ランキング最下位61位のガーナが3-2で韓国に勝利しています。
11月22日にも、36試合無敗記録を続けていたアルゼンチンをサウジアラビアが2-1で逆転勝利するという、「史上最強の番狂わせ」が発生しています。
第2節に入ってからも、11月25日にはイランがウェールズを2-0、11月27日にはモロッコが欧州の強豪ベルギーを2-0、11月28日に出場国中ランキング最下位61位のガーナが3-2で韓国に勝利しています。
この状況は第3節も続き、11月30日にはチュニジアがフランスを1-0、オーストラリアがデンマークに1-0で勝ち、オーストラリアは4大会ぶり2度目の決勝トーナメントに進出を決めました。グループステージ最終日には、韓国がポルトガルに3-2、そしてカメルーンがブラジルに1-0で勝利しました。
サッカーではときに「ジャイアントキリング」と呼ばれる番狂わせが発生しますが、ワールドカップにおいても過去に世界中を驚かせるような番狂わせがあります。
■1950年 ブラジル大会:イングランド 0-1 米国
「スペイン」「イングランド」「チリ」「米国」が同じグループ。このなかではサッカー新興国で全選手がアマチュアの米国が最弱と目されていた。その米国はサッカーの母国イングランドと対戦し、予想に反して米国が無失点で勝利。これは「FIFAワールド杯史上最大の番狂わせ」と呼ばれている。なお、米国勝利のゴールを決めたジョー・ゲーチェンスさんは、1964年に家族の出身地であったハイチを訪れたときに国家の秘密警察に逮捕され、そのまま刑務所で亡くなったそうです。
■1966年 英国大会:北朝鮮 1-0 イタリア
ここまで2度の優勝のイタリアが圧倒的な有利と考えられていた。グループステージ第2節でイタリアはソビエト連邦に敗れていたため、勝利は必須の状況。しかし、北朝鮮が42分に先制点を決め、そのまま1点のリードを守りきって勝利。また、北朝鮮は決勝トーナメントでもポルトガル相手に一時は3-0とリード。その後5点を奪われて逆転されるも、ワールドカップ史上の名勝負となった。
■1974年 西ドイツ大会:東ドイツ 1-0 西ドイツ
当時、分断されていた東西ドイツが対戦した史上唯一の国際Aマッチ(A代表同士の公式国際試合)。大方の予想を覆して東ドイツが勝利し、東ドイツは1次リーグ(この大会は2次リーグ制で行われた)を首位で突破(2次リーグで敗退)。この試合は東ドイツが西ベルリンで試合を行った史上唯一の例になった。
■1982年 スペイン大会:西ドイツ 1-2 アルジェリア
西ドイツはこの大会で優勝候補、対するアルジェリアは初出場。ところが、アルジェリアが先制点、追加点を決め、そのまま逃げ切りグループステージ初戦を勝利。ただ、結局グループステージを突破したのは西ドイツであり、イタリアに敗れて準優勝。
■1990年 イタリア大会:アルゼンチン 0-1 カメルーン
「不屈のライオン」カメルーンが、ディエゴ・マラドーナさん率いるアルゼンチンを撃破。その勢いのまま、グループステージを突破し、「アフリカ旋風」を巻き起こした。このとき、カメルーンには38歳のロジェ・ミラさんが出場。4年後のアメリカ大会でも42歳で出場し、ゴールを決めている。
■1998年 フランス大会:ブラジル 1-2 ノルウェー
グループステージ最終節の試合。ブラジルはすでに2勝しており、ノルウェーはステージ突破のためには勝利が必須。ブラジルは78分に先制点を挙げるが、ノルウェーは83分に同点、さらに試合終了間際にPKで逆転。
■2002年 日本/韓国大会:韓国 2-1 イタリア
韓国はこの前の4大会連続でグループステージ敗退。地元の応援をバックにポーランドとポルトガルを相手に勝利し、グループステージを突破。決勝トーナメント初戦でイタリアと対戦。延長戦の末に勝利。このあとベスト8でスペインを相手にPK戦で勝利を収めた。
■2002年大会 日本/韓国大会:フランス 0-1 セネガル
開幕戦で起こった番狂わせ。前回(1998年)優勝のフランスと対戦したのは初出場のセネガルが先制点を守り切り勝利。ユニフォームを囲んで踊るパフォーマンスを披露して話題になった。現在セネガルのアリュー・シセ監督はこのときの中心選手。ゴールを決めたパペ・ブパ・ディオップさんは病気のため2020年に亡くなっています。
■2010年 南アフリカ大会:スイス 1-0 スペイン
EURO2008を制覇したスペインは優勝候補の筆頭。先制したスイスは調子が上がらないスペインを完封勝利。ただし、スペインはこの大会で優勝。一方のスイスは1勝1分1敗でグループステージ3位で敗退。
■2014年 ブラジル大会:イタリア 0-1 コスタリカ
「ウルグアイ」「コスタリカ」「イングランド」「イタリア」のグループDは「死のグループ」と呼ばれた組み合わせ。コスタリカはグループステージ敗退と思われていた。しかし、開幕戦でウルグアイを相手に勝利すると、続けてイタリアも撃破。結果的にイタリアとイングランドがグループステージ敗退。コスタリカはグループ1位で決勝トーナメントに進出し、ギリシャをPK戦の末に破りベスト8になった。
番外
■1996年 オリンピック・アトランタ大会:日本 1-0 ブラジル
D組は「ブラジル」「ナイジェリア」「ハンガリー」「日本」の4ヶ国。日本はタレントぞろいのブラジルと対戦。日本はブラジルから28本ものシュートを浴びながら、わずか4本のシュートでの1点を守り切っての勝利。これは世界中から驚かれ、日本では「マイアミの奇跡」と呼ばれている。
めったに起こらないからこそ「番狂わせ」なのですが、もはや番狂わせとは過去の言葉なのかも知れません。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
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また、明日、ここで、お会いしましょう。