2021年プロ野球のセントラル･リーグは、2022年の中日ドラゴンズ優勝へのプロローグとして終盤を迎えていますが、10月11日のドラフト会議が目前となりました。
今年もドラフト会議はリーグ戦の最中に開催されることになっています。一昨年までは的中率の低い「ドラフト指名予想」を12球団対象にしていましたが、2020年は情報が乏しいこともあり、ドラゴンズの指名候補だけを予想しました。今年も昨年と同じように2022年優勝の候補のドラゴンズの動向を予想することにします。
2020年の最初に予想した1位で指名があるだろうと思われる候補は次のとおりでした。
高橋宏斗選手 / 中京大中京高（投手）→ 中日ドラゴンズ
早川隆久選手 / 早稲田大（投手）→ 東北楽天ゴールデンイーグルス
伊藤大海選手 / 苫小牧駒澤大（投手）→ 北海道日本ハムファイターズ
栗林良吏選手 / トヨタ自動車（投手）→ 広島東洋カープ
山下舜平大選手 / 福岡大大濠高（投手）→ オリックス･バファローズ
佐藤輝明選手 / 近畿大（外野手）→ 阪神タイガース
牧秀悟選手 / 中央大（内野手）
五十幡亮汰選手 / 中央大（外野手）
牧秀悟選手と五十幡亮汰選手は1位指名ではありませんでしたが、それぞれベイスターズとファイターズから2位指名されています。
2021年の1位で指名があるだろうと思われる、私の勝手な候補選手は次のとおりです。
小園健太選手 / 市和歌山港（投手）
風間球打選手 / ノースアジア大明桜高（投手）
森木大智選手 / 高知高（投手）
達孝太選手 / 天理高（投手）
有薗直輝選手 / 千葉学芸高（内野手）
隅田知一郎選手 / 西日本工業大（投手）
佐藤隼輔選手 / 筑波大（投手）
山下輝選手 / 法政大（投手）
鈴木勇斗選手 / 創価大（投手）
広畑敦也選手 / 三菱自動車倉敷オーシャンズ（投手）
正木智也選手 / 慶應義塾大（外野手）
ブライト健太選手 / 上武大（外野手）
ほとんどがピッチャーです。
さて、2022年にT新監督と予想される我らがドラゴンズ。ここ3年間は、地元高校生の指名で、今年も地元に中京大中京高･畔柳亨丞選手という逸材がいるのですが、昨年もドラゴンズにとって課題と書いた長打力を持った外野手と左ピッチャーの整備が、今年も残ったままですので、今年はずばり外野手と予想します。
■1位 ブライト健太選手 / 上武大（外野手）
レギュラーになったのは四年生春からという実績が少ないのがちょっと気がかりですが、それでも今春の大学選手権では西日本工業大の隅田知一郎選手から特大ホームランを放ち、スカウトを驚かせ、何よりも走攻守が魅力です。ま、単独指名を願っています。
■2位 畔柳亨丞選手 / 中京大中京高（投手）
左ピッチャーと書いておいてですが、2位指名までに名前が残っていることを願って、やはり地元枠として希望です。仮にですが、1位指名でブライト選手を外すことがあれば、1位指名に畔柳選手、2位指名に駒澤大･鵜飼航丞選手（外野手）の地元コンビと予想します。
■3位 桐敷拓馬選手 / 新潟医療福祉大（投手）
歴史的貧打で上位指名を野手で固めるということも考えられますが、左ピッチャーは欲しいところです。最速150km/hの左オーバースローは貴重です。
■4位 安田悠馬選手 / 愛知大（捕手 ）
元；ニューヨーク･ヤンキースの松井秀喜さん似の「青ゴジラ」と呼ばれ、大学通算ホームラン29本。捕手のほかにも外野も守れます。
■5位 阪口楽（うた）選手 / 岐阜第一高（投手）
高校通算ホームラン27の左の大砲候補。昨年も書いた注目枠の5位指名です。なぜならば、5位指名での入団選手は、ほとんどが一軍を経験し、活躍している法則があるのです（と、同じことを書いておきます）。
2008年：岩田慎司さん / 明治大（投手）※引退
2009年：大島洋平選手 / 日本生命（外野手）
2010年：関啓扶さん / 菰野高（投手）※引退
2011年：川崎貴弘さん / 津東高（投手）※引退
2012年：溝脇隼人選手 / 九州学院高（内野手）
2013年：祖父江大輔選手 / トヨタ自動車（投手）
2014年：加藤匠馬選手 / 青学大（捕手）※千葉ロッテマリーンズへ移籍
2015年：阿部寿樹選手 / ホンダ（内野手）
2016年：藤嶋健人選手 / 東邦高（投手）
2017年：伊藤康祐選手 / 中京大中京高（外野手）
2018年：垣越建伸選手 / 山梨学院高（投手）
2019年：岡林勇希選手 / 菰野高（外野手）
2020年：加藤翼選手 / 帝京大学可児高（投手）
大島選手、阿部選手、祖父江選手は一軍主力となっており、加藤選手と藤嶋選手も存在感を示しています。また、溝脇選手、伊藤選手、垣越選手、岡林選手らは期待の若手です。それ以前にも、山本昌広さん（1983年：日大藤沢高）、音重鎮さん（1987年：新日鉄名古屋）、山田喜久夫さん（1989年：東邦高）、井端弘和さん（1997年：亜細亜大）、土谷鉄平さん（2000年：津久見高）が5位入団しています。
あとは、育成での指名でしょう。
■育成 村川凪選手 / 徳島インディゴソックス（外野手）
四国ILで今年40盗塁。脚を武器にした選手がもう1人いても面白いと思いますし、何よりも木下雄介さんの後進ということで期待したいです。
■育成 長谷川威展（たけひろ）選手 / 金沢学院大（投手）
サイドスローからのスライダーは切れ味鋭く、ストレートは140km/h後半。清水達也選手とは花咲徳栄高時代の同級生。
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