モナ・リザ(1503年~1519年ころ作):レオナルド・ダ・ヴィンチ
ひまわり(1888年作):フィンセント・ファン・ゴッホ
積みわら - 夏の終わり(1890年~1891年作):クロード・モネ
真珠の耳飾りの少女(1665年作?):ヨハネス・フェルメール
この名画リストでピンときた方もいるかも知れません。
■2022年5月29日(現地時間)
フランス・パリの「ルーブル美術館」でレオナルド・ダ・ヴィンチさんによる世界で最も有名な絵画「モナ・リザ」にケーキが投げつけられるという衝撃的な事件が発生。幸い防弾ガラスで守られているので、作品に損傷はなかった。実行犯は警備員につまみ出される前に、部屋に薔薇を撒き散らし、「地球を破壊しようとしている人たちがいる、それについて考える必要がある」と来場者に訴えたそうです。
■2022年10月14日(現地時間)
英国・ロンドンのナショナルギャラリーに展示されているフィンセント・ファン・ゴッホさんの「ひまわり」にトマトスープがかけられる事件が発生。こちらも保護ガラスに覆われており破損することはありませんでした。実行犯は、「絵画を保護することは地球を守ることよりも大切なのか」とカメラに向かって問いかけていました。
ひまわり(1888年作):フィンセント・ファン・ゴッホ
積みわら - 夏の終わり(1890年~1891年作):クロード・モネ
真珠の耳飾りの少女(1665年作?):ヨハネス・フェルメール
この名画リストでピンときた方もいるかも知れません。
■2022年5月29日(現地時間)
フランス・パリの「ルーブル美術館」でレオナルド・ダ・ヴィンチさんによる世界で最も有名な絵画「モナ・リザ」にケーキが投げつけられるという衝撃的な事件が発生。幸い防弾ガラスで守られているので、作品に損傷はなかった。実行犯は警備員につまみ出される前に、部屋に薔薇を撒き散らし、「地球を破壊しようとしている人たちがいる、それについて考える必要がある」と来場者に訴えたそうです。
■2022年10月14日(現地時間)
英国・ロンドンのナショナルギャラリーに展示されているフィンセント・ファン・ゴッホさんの「ひまわり」にトマトスープがかけられる事件が発生。こちらも保護ガラスに覆われており破損することはありませんでした。実行犯は、「絵画を保護することは地球を守ることよりも大切なのか」とカメラに向かって問いかけていました。
(これは、劇場版「名探偵コナン 業火の向日葵」ですけど)
■2022年10月23日(現地時間)
ドイツ・ポツダムにあるバルベリーニ美術館に展示されていたクロード・モネさんの「積みわら」に、マッシュポテトを投げつけられるという事件が発生。ガラスで保護されていたため損傷はなかったという。実行犯の1人は、「人々は飢え、凍え、死んでいる」「私たちは気候の破局を迎えている。そして、あなたが恐れているのは、絵に描いたようなトマトスープやマッシュポテトだけだ」と主張したそうです。
■2022年10月27日(現地時間)
オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館で展示中のヨハネス・フェルメールさんの「真珠の耳飾りの少女」の保護ガラスに頭をのり付けし、もう1人が正体不明の液体を投げつけた事件が発生。こちらも保護ガラスで絵画自体は保護されていましたので、破損はなかったそうです。実行犯はマッシュポテトを投げつけたあと、「人々は飢えている。人々は凍えている。人々は死んでいる」と叫んだそうです
これらの抗議(?)を実行したのは、環境保護団体などの活動家だそうです。こういう芸術作品をターゲットにした「ヴァンダリズム(破壊行為主義)」が環境活動家たちの間で活発化しているそうです。
マッシュポテト事件では活動団体は、「2050年には環境破壊により我々の生活は破綻してしまうというのに、絵画にトマトスープやマッシュポテトがぶちまけられるのを心配している場合ではない」「化石燃料を使い続ければ私たちは殺される、ということを思い出してもらうために、絵画にマッシュポテトやトマトスープをぶちまける必要があれば、私たちはそうする」と説明しています。
だからと言って、「どこからどう見ても、絵画のことはわかりそうもなく、環境のことは考えていそうもない、けど平和主義」的な私のような人間には、「絵画にマッシュポテトをぶちまける」意味がわかりません。逆に「食べ物を粗末にするな」という気持ちの方がありますが。
環境保護はたしかに大事なことだと考えます。私も、もっと危機感を覚えないといけないでしょうし、自然や命を大切にしなければならないでしょう。そのような考えを持つ方もたくさんいると思います。
環境活動家は環境活動家なりの正義感を持って行っている行動だとは思いますが、やはり行き過ぎた行動は、共感よりも反感を得てしまうことの方があると私は思います。行き過ぎた行動はよくないですが、だからと言って環境活動家の話を聞かないということもないと思っています。
ちなみに、私が名画と呼ばれるのもので実物を見たのは、ジャン=フランソワ・ミレーさんの「落穂拾い(1857年作)」を山梨県立美術館で30年くらい前に観て、近くのほうとう屋さんでほうとうを食べたときが最後です。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。