先日行われたキリンカップ決勝戦の日本代表 vs. ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は1-2でボスニア・ヘルツェゴビナが逆転勝利しました。
ちょうどJスポ3で中日ドラゴンズの田島選手が同点打を打たれ、連続無失点記録とともに小笠原選手の初勝利が泡と消えた後にサッカーを主画面にしてTVを観ていましたが、74分以降の攻撃でボスニアゴールに迫まりましたが、同点に追いつけませんでした。
敗けた時の大きなため息以上にスタンドからため息が漏れたプレーは浅野拓磨選手(サンフレッチェ広島)がフリーでボールを受け、誰もが「シュート!」と思った瞬間、パスに切り替え、そのパスがゴールに結び付かず、決定機を逃した時です。
シュートチャンスにパスを選択し、ゴールならず。浅野選手は自らの消極的なプレーを猛省し、試合後、優勝セレモニーが行なわれるなか、号泣し、後悔を胸にピッチから去って行きました。
試合後、浅野選手はみんなに「本当にすみません」と謝罪したそうです。
「『お前は本当に良いプレーをしていたよ』って。たぶん、最後のワンプレーで打たなかったことを後悔していたと思うけど。それはそれで、彼自身を大きくしてくれるワンプレーだったはず」西川周作
「下を向いていたので、『次、頑張ろうぜ』と。あとはサッカー的な話で、僕から裏へのボールとか何回かあったので。あの辺はもう少し、『精度を高くやっていきたい』とか。そういう感じでしたね」遠藤航
まさしく、もう終わったことだから、次に向けて前を向くしかありません。いつまでも後悔や自責の念にかられていても、あのワンプレーが戻る訳ではありません。これがワールドカップ予選でのことではなかったから言えることでもありますけど。
「あの決定機でパスを選択して後悔している。パスが通って入っていたとしても、やはり自分のシュートで終わりたかった。自分の消極的な部分が出てしまいました。あそこは自信を持って打つべきでした」浅野拓磨
なぜ、シュートが打てる決定的なチャンスにパスを選択したのか。自分で決める自信がなかったのか、それとも自分よりゴールに近い味方にパスをすることで確実性を求めたのか。もちろん、そこには、そこでプレーしている本人が選択したプレーだから、本人の考えがあったのは間違いありません。
「難しいですね……ふたつの考え方がありますよね。ミランにも負けて泣く選手がいますけど、『泣くなよ』って言いたいのと、“泣くほど悔しいんだ”ということなんじゃないですか。ただ、僕は泣かないんで。泣く選手の気持ちは分からないです」本田圭佑
泣いて悔しいと思うえるくらいなら、泣かずに悔しくなることのないようなプレーをすればいい。それに泣いている暇などないはず。次だということなのです。
形は違うかも知れませんが、みんな、こういう経験をして強くなって来し、これからも強くなっていくことでしょう。
20分弱のサッカーでしたが、後悔しない生き方についての生き様が凝縮された時間だったと思います。
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