プロレスは「信州プロレスしか知らない」という方に、ざっとWWEの概要から説明します。
WWEとはWorld Wrestling Entertainmentの略で1963年に前身のWWWF(スリーダブルエフ)として設立されました。私が生まれる前の半世紀以上もの歴史を誇る老舗プロレス団体です。途中、いろいろありまして、現在では米国を代表する一大エンターテインメントになりました。
WWEでは30の言語、世界170カ国で放送されており、推定視聴者数は10億人とも言われており、まさに世界規模の人気を誇っています。その特徴は誰が見ても楽しめる“わかりやすさ”なのです。
この「レッスルマニア」とはWWEが年4回開催するビッグイベントのひとつで「サマースラム」「サバイバーシリーズ」「ロイヤルランブル」と並ぶ、注目のリング。テニスで言うところの、全米・全豪・全仏・ウィンブルドンと同じ、4大大会に位置付けられるようなものです。
そしてレッスルマニアには、これまで天龍源一郎さんを始め何人かの日本人プロレスラーが同大会に出場していますが、メインイベントに出場するのは中邑選手が初めてであって、あの国会議員の猪木さんも、元;読売ジャイアンツの馬場さんもなし得なかった史上初の快挙です。
先ほど、テニスの4大大会と書きましたが、例えるならば、テニスの錦織圭選手がウィンブルドンの決勝に進むようなものです。
どうでしょう。レッスルマニアのメインイベントに出場することのすごさが分かってもらえたでしょうか。ちなみに対戦相手が新日本プロレス時代のライバルのAJ・スタイルズ選手というのは、新日本プロレスを観てきたファンにとっては感慨深いものだと思います。それに中邑選手がこの試合に勝利すれば、史上初の日本人によるWWE王座戴冠となります。
また、女子でも注目の対戦が行われます。日本人女子プロレスラーのアスカ選手はレスリング界のレジェンドであるリック・フレアーさんの娘、シャーロット・フレアー選手が持つスマックダウン女子王座に挑み、アスカ選手が王座戴冠となれば、ブル中野さん以来、日本人女子2人目の快挙となります。
他にも米国女子柔道界初のオリンピックメダリスト(北京オリンピック70kg級、銅メダリスト)で、元UFCバンタム級女子王者ロンダ・ラウジー選手のWWEデビュー戦など、注目カードが多数組まれています。
レッスルマニア34は2018年4月8日(日本時間4月9日午前8:00) 、ルイジアナ州ニューオーリンズで開催されます。
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