物干し竿のような長いトレーニングバットがあります。
基本的には実打不可能なものですから、素振り用になります。物干しを使う場合もあれば、竹の棒とか、竹ぼうきなどを使っている場合もあります。
もちろん、こんな振りにくいものを振っていれば筋力は自然とアップして行きます。
ただ、単に筋力をアップさせていくのであれば、わざわざこんなことをしなくても、腕立てでもすればいいでしょうから。
では、どうしてこんなものを振ってトレーニングするのかと言うと、身体全体を使ったバッティングフォームを身に付けるためです。
そんなスイングが自然と身についていることもあるでしょうし、ちょっとした教えで出来てしまう子もいるとは思います。
でも、現実はなかなかそう上手くは行きません。
手打ちであったり、ドアスイングであったり、腰が回っていない打ち方であったり・・・と。
その中で、いい形でトレーニングできる道具として打ってつけだったのが、このトレーニングバットでした。
これだけ長いバットですので、手だけ・上半身だけで振ってもキチンとしたスイングは出来ませんし、下半身もしっかりとした身体を使ったスイングをしなければ、地面をこすったり、腕が筋肉痛になったりしてしまいます。
ただ、基本が出来ていない場合には、ヘッドが下がったりして、逆に変なフォームが身に付いてしまうかも知れませんので、注意が必要ではあります。
それでも、こんなものを振っていれば自然とそれなりの筋力をつけることが出来るようになるといいます。
しかもインナーマッスルです。アウターマッスルを鍛えることは容易ですが、インナーマッスルを鍛えることはなかなか難しいものですし、その実感が判ることは少ないので、なかなか継続することは難しいでしょうね。
でも、このような練習を少しでもすることにより地味なインナーマッスルトレーニングで飽きてしまうことなく、体幹を鍛えることが出来そうです。
一つで二度美味しい?