準決勝の日曜日の天気は数日前までは雨でしたが、前日の予報になって曇り。実際には強い日差しも時より感じられるものでした。準決勝に勝てば県大会出場が決まり、ここで敗れると5・6位決定戦で勝たなければならなくなります。私としては、個人的な都合により是非とも勝って決めておいてもらわねばならない一戦です。その試合会場は塩尻市営球場で開催されました。
第一試合
ここまで塩尻志学館高にコールド勝ち、シード校の松本第一高に延長戦で競り勝ち勢いに乗る田川高と、今秋は敗者復活戦ではなく、勝って2季ぶりの県大会出場を決めたい都市大塩尻高の対戦。
都市大塩尻高が初回1アウト一塁からの3ベースで先制、六回にもノーアウト三塁からのタイムリーヒットで1点を追加し、守ってはピッチャー二人のリレーで2-0での完封勝ちで、県大会出場を決めました。
一方の田川高はチャンスは作るものの、攻めきれず、五回の1アウト三塁でのスクイズ失敗で追いつけなかったのは、痛かったと思います。18日の5・6位決定戦に県大会出場を狙います。
田川 000000000|0
都市大塩尻10000100x|2
第二試合
近年の中信地区公立校を実力でリードする松本深志高と今夏、今秋と躍進を続ける松本美須々ケ丘高。個人的には松本美須々ケ丘高がどのようなチームであるかが興味深い。
松本深志高は初回、ヒット、盗塁とパスボールでノーアウト三塁から、ヒットで先制。その後も盗塁、ヒットなどでもう1点を追加。その裏、松本美須々ケ丘高は相手のミスに乗じて1点を返す。しかし、松本深志高は二回表にさらなる集中打で5点を挙げて、実力差を見せつけて一気に試合を決めたかと思いきや、その裏に松本美須々ケ丘高は満塁からの2ベースなどで4点を返し、三回にも1点を返し7-6の僅差の試合に戻しますが、六回七回に息切れ。松本深志高が13-6で勝ち、県大会出場を決めました。松本美須々ケ丘高は17日の5・6位決定戦で県大会出場を狙います。
松本深志 2500033|13
松本美須々ケ丘1410000|6 (7回コールド)
第一試合と第二試合は結果と同じく、両極端な試合内容でした。ただ、観ていた方の実感としては、投手戦なのか(第一試合)、打撃戦なのか(第二試合)つかみどころのない展開でしたが。第一試合は良い意味で予想外の展開。引き締まった展開で、どちらもランナーが出ても得点につながるような感じはありませんでした。それもこれも、都市大塩尻高のピッチャーがここまで抑えるとは思えませんでした。それよりも、両チームの守備がしっかりしていたからでしょう。第二試合は一転して守備のミスが得点に繋がっていくというパターン。松本美須々ケ丘高はあれだけの打撃力があるのですから、ピッチャーを中心に守りが良くなれば安定して上位が狙えそうな感じです。松本深志高の話題の二人は中学の時の完璧なイメージが強すぎて、この試合は?でした。
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岩村田 5-2 地球環境
上田染谷丘 0-7 佐久長聖(7回コールド)
小諸 0-10 小諸商業(6回コールド)
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須坂東 6-5 篠ノ井
屋代 0-8 長野商業(7回コールド)
長野東 4-2 長野俊英
飯山 5-2 長野日大
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松本工業 1-8 松商学園(8回コールド)
松本県ケ丘 8-1 池田工業(8回コールド)
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下諏訪向陽 0-6 下伊那農業
上伊那農業 3-9 岡谷南
東海大諏訪 8-5 松川
諏訪二葉 1-2 伊那北
この結果、 今週末17日の準決勝、5・6位決定戦の組み合わせが決まりました。予備選でのシード校は中信地区0、東信地区2、北信地区2、南信地区2です。
なお、東信地区の岩村田高は39季ぶりの県大会出場となりました。おめでとうございます。関係者のみなさまの歓びもひとしおだと思います。
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準決勝 松商学園 vs. 松本深志
都市大塩尻 vs. 松本県ヶ丘
5・6位 松本工業 vs. 松本美須々ヶ丘
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準決勝 上田西 vs. 小諸商業
佐久長聖 vs. 岩村田
5・6位 小海 vs. 小諸
上田染谷丘 vs. 地球環境
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準決勝 須坂東 vs. 長野東
飯山 vs. 長野商業
5・6位 篠ノ井 vs. 長野俊英
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準決勝 下伊那農業 vs. 東海大諏訪
伊那北 vs. 岡谷南
5・6位 下諏訪向陽 vs. 松川