野球小僧

井端弘和 (中日ドラゴンズ)

ご存じ、ドラゴンズの鉄壁の二遊間の一角を担う、稀代の名手と言ってもいいと考えます。
ということもあって、守備の人と思われるかも知れませんが、長打力はないものの、バットコントロールの良さと場面に応じたバッティングもあり、以前は二番での”つなぎ”役に徹し、近年は五番、六番での”つなぎ”役の試合もあります。

WBCには今回初出場ですが、国際試合での経験は多く、2001年IBAFワールドカップ、2002年IBAFインターコンチネンタルカップ、2003年アジア野球選手権(アテネオリンピック予選)と2007年北京オリンピック予選に出場しています。

ドラゴンズ入団当初はドラフト5位指名ということもあって(1位指名は川上憲伸)、正直目立つことはありませんでした。地味です(背番号は48番)。翌年のドラフトでも福留孝介がドラフト1位、岩瀬仁紀が2位で入団でしたしね。

1998年のショートは李鍾範、久慈照嘉の控え、1999年は福留が居て出場なし。2000年も福留、森野正彦らと争い、2001年からレギュラーとしてショートに定着(福留は外野へ)しました。
その後は、ほぼ不動の内野のかなめとして出場しています。

三回目となるWBCに代表として選ばれたのは、正直驚きでした。役割的には監督、コーチ陣と選手の間の”つなぎ”役のようなことを期待されていたに違いありません。試合の中では、もちろん、つなぎと守備固め。

ところが、1次ラウンドブラジル戦での代打の一振りに始まり、ここまで三試合で9打数6安打3打点。
ポーカーフェースの職人がグラブではなく、バットでの職人技を披露し続けてきています。
つなぎのバッティングを見せたかと思えば、抜群の勝負強さを見せるバッティング。

ドラゴンズから代表候補として四人選出され、最後にたった一人代表として選ばれた井端。
ドラ戦士の意地もあるでしょうし、日本代表としての誇りをかけて、今夜も日本の職人技を日本中、いや世界中に魅せてくれることを期待しています。

今日も背番号”3”がキーマンになりそうです。

コメント一覧

まっくろくろすけ
こんばんは。
こんばんは。
正直、主役に躍り出るような選手ではないタイプだと思うのですが、いい意味での予想外の活躍です。
九回の場面では一応「来るかな(盗塁)」は思いましたが、あの場面では”走らせた”ベンチよりも”走った”鳥谷の躊躇ない走塁がやっぱりポイントだったでしょう。
さて、今日はこれから長い夜になりそうな気配。
eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


ここまでの井端の仕事には感服です。
この大舞台で.667っていうのも凄いですね。

   先日の井端のタイムリーは観ていませんけど^^;
   9回2アウトランナー1塁で鳥谷の盗塁・・・ちょっと考えられません!
   1点ビハインドでランナーが大島でも角中でも聖澤でもなく鳥谷でしたし・・
   小生のようなトーシローでは考えられないだけかも・・・


今日のオランダ戦・・猛打爆発&完璧な継投でスキッとアメリカ行きを決めて欲しいです!!
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