高校野球の夏の長野大会のメンバーが発表された野球部もあると思います。
大人数を抱えている野球部は一学年に多くの部員がいて、三年生になっても背番号をもらえない生徒も出てきます。本当ならば、高校野球の集大成の夏、三年生全員に背番号を渡し、ベンチ入りさせたいと、どの学校の指導者も頭を悩ましていることだと思います。
高校野球の公式戦は現在、都道府県の大会でのベンチ入りは「20人」、甲子園大会は「18人」となっています。
ある野球部の指導者の方は「一年生をメンバーに入れる時は、その選手をベンチに入れるのではなくて、試合に使う選手しか入れない。圧倒的な力があるときにのみ、一年生を入れる」とのことです。
一生懸命に練習をしてきて、最後の夏に背番号を付けられなかった悔しさは、経験した者しか判らないと思います。ただ、気休めになるかどうか判りませんが、試合に出られない三年生がスタンドで、必死になって応援しているチームは強いと言えるでしょう。
昨年のチームを思い出せばそれが言えると思います。
背番号を付けられる選手は、付けられなかった選手の気持ちと一緒にベンチに入らなければなりません。彼らに対する尊敬の念を忘れてはいけません。
一生懸命に頑張って、それでもベンチに入れなかった。
試合に出る、出ない、ベンチに入れる、入れない、それはそれほど大したことじゃないと思います。
確かにその瞬間は、悔しいし、辛いし、親に対して申し訳ないし、何よりも自分に対する自信が崩れてしまって情けなくなるでしょう。
でも、高校で3年間野球をしたことを通じて、何を感じ取り、何を身につけて、次の自分にどういう風に生かしていくか。
それが高校野球だと考えます。
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まっくろくろすけ
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