2016年3月のこと。お笑いコンビ・千鳥がバラエティ番組「VS嵐」で嵐のコンサートチケットに絡めたネタを披露しました。
千鳥が嵐に関わるネタをこっそりやっていた(?)とのことで、この時に嵐に会って明かすつもりだったそうです。ただ、嵐メンバーから承諾をもらうつもりだったという千鳥ですが、言い出すより先に櫻井翔さんから見せて欲しいと依頼されて緊張のなか漫才をすることとなりました。
急きょその場で漫才を披露することとなった千鳥は、嵐のコンサートチケットをチケットセンターに電話してゲットするというネタを始める。大悟が「べにずわいがにえびみ」というコールセンターの女性役で、ノブが嵐コンサートのチケットが欲しいと電話する役だ。千鳥が得意な電話ネタのパターンで大ウケだった。
当初は2分で終える予定だったようですが、実際には2分40秒ほどかかり、大野智さんは「ただ、2分以上あったよね」と不満そうだったようですが、それでも嵐としては受け入れてくれました。
さて、嵐のデビュー20周年記念ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」。アニバーサリーツアーは全50公演・総動員数237万5,000人となり、これまでツアーとして最大だった三代目J Soul Brothersの48公演、180万人を超え史上最大規模となるようです。
既にFC会員予約は始まっているようです。嵐のFC会員数は約230万人とか約240万人と言われており、アニバーサリーツアーの総動員数237万5,000人に対して、FC会員がなんとか1回は見られるようにと配慮された形にはなっていますが、複数名義などの申込みもあり、落選するファンは多いでしょう。
さらに、活動を休止する発表からわずか1日後には、ファンクラブ会員数が約10万人増加し、約250万人にまで増えたらしいです。もしやと思いますが、新規入会した人は、これによりエントリーするのが目的だと思われます。昔からFC会員にとっては、転売目的じゃないかと思われるでしょうし、「ライブ行けなくなるかも」などの不安もあるでしょう。
ただ、もとから嵐のファンクラブ会員数は多いため、ジャニーズグループの中でも「コンサートチケットがなかなか手に入らないグループ」として有名であり、そのため、手に入れたチケットを高額で販売する“転売ヤー”の存在が、以前から問題視されていのも事実です。
今回は特に、嵐にとっては「最後かもしれない」コンサートのため、レアチケットになるのは必至です。確かに、FCの新規会員がこれだけ増加したことで、相対的にチケットを手に入れられない既存会員が出ることは間違いありません。
そこで、FC内では「嵐ファンクラブの新規入会を検討されている方へ」との内容で、「抽選については、すでにご入会されている方を優先とさせていただく予定」と、既存会員に対して配慮があることが記載されています。
せっかく、嵐が「ファンが平等にコンサートに来られるように」と企画したコンサートですから、昔からのファン、新規ファンともに、純粋に応援しているファンの方々へチケットが届くことになればいいと思います。
そして、千鳥がこの漫才ネタを使えるのは、あと2年弱となってしまいました。また、活動休止に向けて、嵐のコンサートチケット狂騒曲も日本列島を吹き荒れるかもしれません。