二試合連延長続サヨナラ負け、35年ぶり開幕3連敗と逆スタートダッシュを決めた我が中日ドラゴンズ。
おまけに森野将彦選手の骨折のおまけがついて、踏んだり蹴ったりです。
いいんです。
連続サヨナラ負けの記録がストップしたのですから。
いいんです。
一方的な負けっぷりではなく、優勝候補の阪神タイガースと互角の戦いだったことは、今後に明るい兆しを見せてくれてました。
あえて、明るい話題を無理やり(?)見つけますと、初出場初スタメンとなった3月29日のタイガース戦で4安打と起用に応えた亀澤恭平選手。
プロ4年目で初の開幕一軍。しかも、公式戦初出場。
それもそのはず、2012年に四国アイランドリーグplis・香川オリーブガイナーズから福岡ソフトバンクホークスに育成選手として入団。その後、三年間の在籍時に支配下昇格出来ず、昨年末にドラゴンズで支配下選手として契約を結んだ選手です。
今年の春季キャンプは二軍スタートでしたが、途中から一軍に合流。オープン戦では主に守備・代走要員として出場し、チャンスをものにすることが出来ました。
ホークス時代は育成選手ながら、二年目には一軍のオープン戦に出場し、二軍では打率.310を残し、昨シーズンもウエスタンリーグ最多106試合に出場していますが、ホークス内野陣はセカンド・本多雄一選手、サード・松田宣浩選手、ショート・今宮健太選手と不動のレギュラーに加え、控えにも明石健志選手、金子圭輔選手と選手層が厚いチームです。
その中で、「ソフトバンクの二軍戦は他チームの編成が多く視察に来る。僕を見ているかどうかは別にして、アピールしなきゃいけないと思っていました」と、現在地で全力を尽くすことを考えてプレーして来たそうです。
育成選手は入団三年後には規定により、自由契約となりますので、そのタイミングで獲得に来るチームが現れることを信じてのことでした。
「誰かのコピーをしても自分とは違うから、結局は合わない。プロとして自分の色をつくりたいんです。誰かを目指したり、誰かに似ていると言われるのではなく、自分のスタイルをつくりたいと考えています」
今日から本拠地・ナゴヤドームの開幕です。
ここから、ようやく表のローテーションピッチャー登場で、三連勝の予定です。
カメの歩みで行きましょう!!
「カメはベストを尽くした。君はどうだ?」
「ウサギとカメ」を読んで、僕はこう思った。
ウサギは、カメに勝つことだけを考えていたから、昼寝をした。
でも、カメは最初からウサギなどまったく気にしていなかった。
ただひたすらゴールだけを見て、自分のベストを尽くした。
夢に向かう時は、他人との比較や競争は必要ない。
自分が決めたゴールだけを見て、ベストを尽くせばいいんだ。
夢を叶えたいのなら、君もカメになってみないか。
(「まいにち、修造」27日より)