ひとこと【一言】
① 一つの言葉。一語。 「 -も聞きもらさない」
② ちょっとした短い言葉。 「 -言わせてほしい」
一言多十とは“一つのことで、多くのことを判る”、“一を聞いて十を知る”ということです。
というのは、ごめんなさい。ウソです。
一言多十さんはれっきとした人の氏名です。
1921年5月1日に静岡県六合村(現;島田市)に生まれ、島田商業学校時代の1937年春・夏、1938年春は外野手、1939年春からはエースとして4季連続、計7回甲子園に出場しています。そして、1940年夏は準優勝しました。
1941年高校卒業後、専修大学へ進学し、一年春のリーグ戦からノーヒットノーランを記録するなどエースとして活躍しますが、1943年に戦争のためリーグ戦中止となり、学徒出陣しましたが、1945年海軍特攻艇に配属されますが、出陣しないまま終戦を迎えました。
1946年にセネタースに入団。開幕投手を務めシーズン6勝を挙げるとともに、野手としても規定打席到達という大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ)もびっくりの元祖二刀流の活躍をします。
1948年に引退し、社会人野球の新田建設に入社しましたが、1950年に阪急ブレーブスで一年だけ復帰しています。
再度の引退後は社会人野球の石川島重工業にて選手、監督を務めました。
通算投手成績
68試合11勝28敗99奪三振、防御率4.41
通算打撃成績
273試合955打席823打数163安打2本塁打51打点 打率.198
他にも、世の中には希少な苗字(レアネーム)の方がいます。
見学さん;「けんがく」。師を見て学ぶという仏教用語がもとになっていると言われています。
三丁目さん;「さんちょうめ」。宮城県や岩手県あたりが発祥らしいです。
回り道さん;「まわ(は)りみち」。和歌山県にある地名の「廻り道」が発祥らしいです。
素麺さん;「そうめん」。宮崎県発祥と言われ、実際に素麺をはじめとした麺を扱う仕事に関係していたのではと考えられています。
四月朔日さん;「わたぬき」富山県を中心に日本海側各地。4月1日に袷の着物から綿を抜くことからだそうです。
七五三掛さん;「しめかけ」。「七五三」は結界を意味する言葉で、魔除けのためお正月に玄関先に飾るしめ縄(七五三縄・注連縄)とも読みや意味が共通。
八月一日さん;「ほづ(ず)み」「はっさく」「やぶみ」。旧暦の8月1日に稲の「穂」を「摘」んで祀(まつ)った祭祀が由来です。
勘解由小路さん;「かでのこうじ」。京都にある小路の名前で、平安時代の官職「勘解由使(かげゆし)」庁があったことからその名がついたとのこと。
卍山下さん;「まんざんか」「まんじやました」。日本にある苗字の中でも「卍」を使うのはこれだけ。明治期につけられた僧侶の苗字です。
何さん;「が」。長崎県。代々長崎で唐通詞をつとめた家柄。会社にいます(中国の方ですが)。
浮気さん;「うきぎ」。「うわき」ではありません。静岡県。
源五郎丸さん;「げんごろうまる」。一昔前、1981年のドラフトで阪神タイガースに外れ1位として指名された、大分県立日田林工高等学校出身の源五郎丸洋(げんごろうまる ひろし)さんがいました。入団当時は「村山2世」と呼ばれ、将来を嘱望されましたが、1982年キャンプ打ち上げ後、翌日の練習中に重傷を負い、結局、一軍に一度も上がることなく1986年に現役引退しました。
凸守さん;「でこもり」。一世帯だけ。
雲母さん;「きらら」。吉良、雲英と語源をともにする。近年、静岡県に多く、特に小笠郡菊川町吉沢に集中してみられる。北海道にもいるそうです。雲母(うんも=鉱石)の産地。きらきらと光ることから名前がついたそうです。
養父さん;「ようふ」。福岡県。2001年のドラフトで当時の福岡ダイエーホークス(現;福岡ソフトバンクホークス)から7巡目指名で入団した養父鉄(ようふ てつ)さんというピッチャーがいました。27歳で台湾プロ野球選手としてデビューした経歴を持っています。ただ、日本ではケガの影響もあり、一軍登板は無く、一年で戦力外通告を受け退団。退団後、メジャーリーグ挑戦の夢のため単身でアメリカ合衆国に渡り、再び台湾プロ野球へと戻っています。
新妻さん;「にいづま」。東北地方の太平洋側一帯。新妻謙治(ん?)。
最初さん;「さいしょ」。税を管理する「税所(さいしょ)」から字が変化。
結束さん;「けっそく」。茨城県南部。以前、海上保安庁の幹部にいたそうです。チームに欲しいです。
無敵さん;「むてき」。あまりの強さに主君から貰った姓。絶対チームに一人は欲しいです。