「大都会」は、1976年1月~1979年9月に日本テレビ系列で毎週火曜日21:00から放送された、株式会社石原プロモーション(石原プロ)制作による連続TVドラマシリーズです。
石原プロは、1962年に石原裕次郎さんが設立した日本の芸能事務所、制作プロダクションです。設立初期の1963年~1973年にかけては、「太平洋ひとりぼっち」「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」など、裕次郎さん主演映画を中心に製作。その後、初めて本格的にTVドラマ制作を手掛けた作品が、「大都会」シリーズ(3シリーズ)になります。
大都会シリーズは東京・渋谷地域を管轄する架空の警察署「城西警察署」を舞台とし、渡哲也さん演ずる刑事・黒岩頼介を主人公としていますが、各シリーズは共通性はなく、独立した世界観で描かれています。
私個人としては内容的にバランスがとれている「PARTII」がいいかなと思っていますが、観た方それぞれでしょう。
■大都会 闘いの日々 / 1976年1月6日~8月3日(全31話)
キャスト:渡哲也さん、仁科明子さん、篠ヒロコさん、高品格さん、佐藤慶さん、神田正輝さん、石原裕次郎さん、ほか
刑事ドラマの基本中の基本ともいえる、「犯人逮捕」という場面はほとんどありません。よって、私にとっては難しいストーリー構成でした。
■大都会 PARTII / 1977年4月5日~1978年3月28日(全52話)
キャスト:渡哲也さん、松田優作さん、高品格さん、小野武彦さん、峰竜太さん、神田正輝さん、石原裕次郎さん、ほか
派手な銃撃戦、カーチェイス、人間ドラマ、ラブストーリーや社会事情を反映したバラエティーに富んだ構成でした。「太陽にほえろ!」で殉職した松田優作さんが出演し、アドリブを利かせたユーモアで楽しませてくれました。
■大都会 PARTIII / 1978年10月3日~1979年9月11日(全49話)
キャスト:渡哲也さん、寺尾聰さん、星正人さん、高品格さん、小野武彦さん、峰竜太さん、苅谷俊介さん、石原裕次郎さん、ほか
後の「西部警察」シリーズへとつながるド派手な爆破、自動小銃やバズーカ砲などが使用されたバイオレンス色の強い構成でした。
さて、1986年に裕次郎さんが亡くなり34年。生前、裕次郎さんに「俺が死んだら会社を畳んでくれ」と遺言されていた、現;相談役の渡さんは、裕次郎さんの奥さんのまき子さんと相談し、石原プロの事業縮小とともに俳優マネジメントから撤退することを決めました。
現在所属している、舘ひろしさんと神田正輝さんは2021年にも独立する意向であり、徳重聡さんや金児憲史さんらの中堅や若手は移籍、渡さんもフリーで活動を続けるとのことです。
ちなみに、制作していた「PARTIII」の「黒岩軍団」、「西部警察」シリーズの「大門軍団」にちなんで、所属タレントは「石原軍団」の愛称で呼ばれ親しまれていました。
さて、東京都は2020年7月16日、新型コロナウイルス感染症の新たな感染は286人だったと発表、過去最多を再び更新しました。東京都は7月15日に警戒の指標を最高レベルの「感染が拡大している」に引き上げましたが、休業要請など人の接触機会を減らす措置は伴わないため、感染拡大抑制につながるかどうかは不透明だと思います。また、東京都以外でも関連性があると思われるもの、関連性が不明なものを含めて感染された方が増えてきています。PCR検査件数が増えていることもありますが、悪化傾向が続いていくのでしょうか。
新型コロナウイルス感染症対応では、大都会・東京はまさしく「 闘いの日々」となっていますが、戦いの指揮を執る「団長」は黒岩頼介のようなカリスマ性を持ち合わせているのでしょうか。「PARTIII」や「西部警察」のようなド派手な演出は不要ですから、「闘いの日々」のような社会派の内容で対応して欲しいと思います。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
また、このたびの豪雨による未曾有の被害が報じられ、お亡くなりになられた方々には心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。
どうか一日も早い復興と皆様の日常が1日にでも早く取り戻せますように、心からお祈り申し上げます。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。