10月20日に2016年のプロ野球ドラフト会議が行われたばかりで、まだ入団選手1号もいない状態で気が早いですが、来年、つまり2017年のドラフト1位指名選手を予想します。
ただし、まだこの時点では高校・大学生のプロ志望届は当然ながら提出されていません。ここは提出された前提としておきます。
【中日ドラゴンズ】
JR東日本・田嶋大樹選手 (佐野日大高) 182cm・75kg 左投左打 ピッチャー
180cmの長身からしなやかに強く腕を振るフォーム。昨年の選抜大会ではエースとして佐野日大高のベスト4進出に貢献。最速145km/hの速球と曲りの大きいスライダーが次々と決まった熊本・鎮西高戦での12奪三振完封勝利は、高校生の域を超えるスケール感に満ちていた。
【福岡ソフトバンクホークス】
早稲田実高・清宮幸太郎選手 184cm・94kg 右投左打 ファースト
東京北砂リトル時代に通算132本のホームランを放ち、世界大会でもパナマ戦で2ホームランなど5試合3本のホームランを記録、中学時代は調布シニアで驚くほどの成績は残せなかったが練習で160m弾を打つなど桁外れのパワー。
【東京ヤクルトスワローズ】
早稲田実高・清宮幸太郎選手 184cm・94kg 右投左打 ファースト
【北海道日本ハムファイターズ】
早稲田実高・清宮幸太郎選手 184cm・94kg 右投左打 ファースト
【広島東洋カープ】
亜細亜大・高橋遥人選手 (常葉学園橘高) 179cm・74kg 左投左打 ピッチャー
最速149km/hのストレートとスライダーや落差40km/hのカーブなどを武器とし、球の出所が見づらいフォームから常時140km/h前半で投げ込む左腕。高校時代から注目されていたが、あまり結果を出せず指名漏れ。その後亜細亜大に進学し球速を上げている。
【千葉ロッテマリーンズ】
JR東日本・田嶋大樹選手 (佐野日大高) 182cm・75kg 左投左打 ピッチャー
【横浜DeNAベイスターズ】
早稲田実高・清宮幸太郎選手 184cm・94kg 右投左打 ファースト
【埼玉西武ライオンズ】
履正社高・安田尚憲選手 188cm・92kg 右投左打 サード
父親は大阪薫英女学院高で駅伝の監督、2014年の全国高校駅伝・女子で初優勝を達成。母親はやり投げの選手で、近畿大会に優勝、国体への出場実績がある。兄はPL学園高でプレーし、現在は社会人野球・三菱重工名古屋で主将を任されるなど、アスリート一家。二年生にして4番を任せられる大砲。
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
早稲田実高・清宮幸太郎選手 184cm・94kg 右投左打 ファースト
【阪神タイガース】
早稲田実高・清宮幸太郎選手 184cm・94kg 右投左打 ファースト
【オリックスバファローズ】
ヤマハ・鈴木博志選手 (磐田東高) 181cm・85kg 右投右打 ピッチャー
MAX150km/hを計測する重いストレートとスライダーを投げる本格派右腕。高校二年秋一回戦の静岡東高戦で4安打10奪三振の好投で公式戦初完封勝利。
【読売ジャイアンツ】
早稲田実高・清宮幸太郎選手 184cm・94kg 右投左打 ファースト
清宮選手以外にも、今夏、横浜高で3番を務めた増田珠選手ら将来性豊かなバッターも注目。
他に大学生では東京大・宮台康平選手が注目でしょう。一年秋にリーグ戦デビューを飾ると、二年秋の法政大戦でリーグ戦初勝利。秋のリーグ戦では初めて規定投球回に到達し、1勝し、防御率2.17の成績。三年春のリーグでは立教大一回戦で、九回を5安打8奪三振、無失点に抑え、リーグ戦初の完封勝利。さらに法政大一回戦でも九回1失点にまとめ、2試合連続完投勝利。春のリーグ戦は2勝4敗、防御率2.05の成績を残し、今夏行われた第40回日米大学野球選手権では同大学からは大越健介氏以来33年ぶりの日本代表入りを果たしています。
社会人では大学時代にドラフト指名漏れとなったJX-ENEOS・谷田成吾選手、トヨタ自動車・藤岡裕大選手、トヨタ自動車・北村祥治選手、日立製作所・菅野剛士選手がドラフト解禁です。
さてさて、来年のドラフトはどうなりますでしょうか。