野球小僧

野球・ソフトボール活性化委員会

就活、婚活などなど人生ずっと活動だらけ。就活、婚活、妊活、保活(保育園に子供を預けるための活動)、離活、終活、朝活、菌活と人生とはずっと続く活動なのかもしれません。

野球とソフトボールで使うグラブやバット、スパイク、ボール、ユニフォームにベース、バッティングマシンなどの用具を扱うメーカー、販売会社21社が一致協力して一般社団法人「野球・ソフトボール活性化委員会」が設立されました。略称は「球活委員会」、さらに略して「球活」です。

参加メーカーは、アシックスジャパン、アディダスジャパン、イソノ運動具店、イモト、エスエスケー、久保田運動具店、ザナックス、三共スポーツ、シウラスポーツ用品、ゼット、ダイワマルエス、デサント、内外ゴム、ナガセケンコー、ハイゴールド、ヒロウン、フラッグ、ベンゼネラル、ミズノ、レワード、ローリングスジャパンとメジャーブランドからマニア好みの職人メーカー揃いです。

これだけのメーカーが、通常こうやって手を組むことはあまりありません。というより、よっぽどのことがない限り、お互いの利害関係ででライバル同士ですから。要はトヨタ、ホンダ、ニッサン、マツダ、スバルとミツビシという自動車メーカーが団結して、「自動車活性化委員会」を作るようなものです(略して自活)。それだけ、ライバル関係を超えて団結をし、野球・ソフトボールの振興活動を行なおうという事ですから。

そもそも、その理由は子どもたちの野球離れにあるそうです。とはいうものの、高校球児自体は減っている訳ではなさそうです。高野連による全国の高校硬式野球部員数は、1980年代は12万人から14万人を推移。それが2002年には15万人を超えて以降も増え続けています。そして2014年にはピークとなる17万312人を記録、この年以降減少しますが、2015年も16万7000人超の高校球児がいます。30年以上前からは4万人近くも増えています。ここのブログでも以前に書いていますが、その下の年代、小学生と中学生の野球離れが深刻な状態になっています。少子化の影響によって、どの競技でも競技人口が減っていますが、特に野球は消滅可能球技となっています。

全日本軟式野球連盟には小学生を対象とした学童チームというカテゴリーがあります。1970年代には全国に2万を超える登録チームがありましたが、現在は約1万2000に減っています。中学生では日本中学校体育連盟(中体連)の統計によれば、2001年度には全国に32万人を超える中学軟式野球部員がいましたが、2015年度は約18万5000人と15年間で13万人以上も減ってしまっています。しかし、中学のサッカー部員は2001年が約22万2000人だったのが、2015年度は約22万8000人と少子化にもかかわらず増えているので、野球よりもサッカーを選ぶ中学生が増えていることも事実です。

高校球児があまり減少していないのは、やはり甲子園という目標があるからでしょう。もちろん甲子園に出場できるのは、その中でもひと握りの200人にも満たない高校球児です。でも、大多数の高校球児もそれを分かっている中で、甲子園を目指しているのです。ただ、次世代を担う小中学生の野球人口が減少してしまえば、やがては高校球児の減少につながりますし、そこから先の大学、社会人、プロと続く野球界全体の活動低下にもつながりかねないのです。

野球という競技は用具を必要とします。2015 年のスポーツ用品国内市場規模(メーカー出荷金額ベース)は「前年比103.4%の1兆3,964億5,000万円の見込みであり、18分野中13分野の市場で成長を遂げ、堅調な推移を見込む」とありますが、2015年の野球・ソフトボール用品国内市場は「前年比97.1%の714億9,000万円になる見込みである」となっています。今後、爆発的に競技人口が増える可能性も少ないことを考えれば、危機感は充分すぎるほどでしょう。

発足した球活委員会がまず手掛けるのはWebサイトの開設だそうです。野球・ソフトボールに関する情報を発信し、その楽しさを再認識してもらうそうです(現在のところ未開設)。また、小学生を含む親子ペア1万人をプロ野球公式戦に招待するキャンペーンも行われるそうです。

ただ、そうは簡単には野球離れを食い止めるのは難しいでしょう。これも、以前書いたことですが、最近はキャッチボールすらできる場所がないですし、やれる相手も少なくなってしまっています。昔は道路でもキャッチボールしたり、ちょっとした空き地や学校の校庭で三角ベースをして遊んだものでした。遊び=野球だったのですけどね。もう一度、野球は遊びだということから見つめ直してみることも大事かもしれません。

球活。こんな日がやって来るとは・・・


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
おっと、そっち球(根)活(動)ですか。それも大事なことですね。

公園はボール遊び禁止、道路は危ない。ま、今の子どもたちには遊び場自体がないのも可哀想ですが。

2020年トーキョー。どうなっているのでしょうね。そして、どうなっていくのでしょうね。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

我が家ではチューリップ、クロッカス、水仙、オーニソガラム、ムスカリ、シラー、百合ですかね~球根植物は!
えっ《゚Д゚》そっちの球(根)活(動)ではないって(笑)

我が家前にはキャッチボールするには十分な空き地があるんですがここ最近キャッチボールしているのを見たことないですね。サッカーボール蹴っているのもないですけど・・年配の方の犬の散歩だけです。

やっぱキャッチボールするにはグローブが必要ですけど値段がねぇ~
ましてや一人じゃあできないし。(空き地には壁もあるんだけどなぁ)
ゲームに行っちゃうのかな~

2020年を契機に野球の面白さが広がって欲しいなby永遠の野球小僧



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