「骨太(ほねぶと)」とは、
1 骨が太いこと。骨格のがっしりしていること。また、そのさま。「―な(の)からだ」⇔骨細
2 基本や根幹がしっかりしていること。構成などが荒削りだが、がっしりとしていること。また、そのさま。「―の改革案」「―のドラマ」
です。主な使い方は、
「・・・車の上には慎太郎が、高等学校の夏服に白い筋の制帽をかぶったまま、膝に挟んだトランクを骨太な両手に抑えていた。「やあ。」 兄は眉一つ動かさずに、洋一の顔を見下した。「お母さんはどうした?」 洋一は兄を見上ながら・・・」
芥川竜之介 「お律と子等と」より
というようになります。
さて、日本政府は6月にまとめる「経済財政運営と改革の基本方針」いわゆる「骨太の方針」に、マイナンバーカードと健康保険証の機能を併せ持つ「マイナ保険証」の利用を促し、将来的には現行の健康保険証について「原則廃止を目指す」とということらしいです。
この「骨太の方針」ですが、ニュースなどでは当たり前のように使われていますが、人生半分以上終わった今さらですが、キチンとした意味がわかっていませんでした。
そもそも、骨太と聞いて、真っ先に思い浮かんだのが、以前、サントリーフーズから販売されていた、鷲尾いさ子さんが出演していた「鉄骨飲料」のCMですから。
鉄骨飲料は1989年の発売開始から1年間で約1億5000万本以上が販売され、1995年には厚生省(当時)から特定保健用食品としての標示許可を受け、その後、1999年と2010年にリニューアルされています。
今も引き続き販売されているかどうかは不明です。
さてさて、この「骨太の方針」とは、各省庁の利害関係を超えて官邸主導で改革を進めるため、首相が議長を務める「経済財政諮問会議」というもので毎年6月ごろに策定しています。2001年度に当時の小泉純一郎首相のときに始まり、言葉の始まりは、当時の宮沢喜一財務相で同会議の議論を「骨太」と表現したことから、骨太の方針と呼ばれるようになったそうです。
過去にどのような「骨太の方針」があったかと調べてみましたら、「郵政民営化」というものがありました。ほかにもいろいろとありますが、あまり面白くないので書くのをやめましたが、2020年に「マイナンバー制度の改善」と「Go To キャンペーンの実施」というものもあります。
さてさてさて、マイナ保険証は、デジタル技術で医療や介護分野を改革する、今流行り(?)の「DX(デジタルトランスフォーメーション)」政策の一つです。2023年度から、医療機関や薬局にマイナ保険証が利用できるシステムの導入を義務づけるとともに、2024年度中には健康保険組合などの「保険者」が、引き続いて現行の健康保険証を発行するかを選べる制度導入を目指すとのことです。
このほかには、電子カルテ情報の標準化、処方箋や予防接種の履歴などの情報を共有できる「全国医療情報プラットフォーム」の創設も盛り込み、医療のコスト削減を目指す方針というのです。
国民の興味は、診療報酬の個人負担が引き下げられる方に大勢があると思うのですが。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。