米航空宇宙局(NASA)は2022年11月16日に新型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」初号機(エヴァンゲリオンとは関係ありません)を米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げ、搭載したオリオン宇宙船が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功したとのことです。これは、約50年ぶりに人類を月面に送る国際月探査「アルテミス計画」の最初のミッションになっています。
SLS初号機は高さ約98mで、米国のアポロ計画で使われた史上最大のロケット「サターンV」の高さの110.6mにほぼ同じ大きさです。どのくらいかとたとえるならば、ルーマニアのダビド・ポポビッチ選手が競泳100m自由形で2022年8月13日に記録した46秒86くらいかかる距離です。
計画ではオリオンは有人宇宙船として史上最も遠い約45万km先まで飛行し、月を周回して約25日後に太平洋に着水するとなっています。
今回は無人の試験飛行で飛行士の代わりにマネキン人形3体が搭乗し、人体への影響を調べるとのこと。そこに宇宙航空研究開発機構(JAXA)の2基の小型探査機なども搭載。そのうちの1基がなんと「OMOTENASHI(オモテナシ)」と名付けられており、世界最小かつ日本初の月面着陸に挑戦します。ちなみに、日本の探査機2機の大きさは1辺がそれぞれおよそ11cm、24cm、37cmという超小型で、いずれも地球の近くで分離されたあと自力で月へ向かうとのことです。大したものです。
この計画は、「アルテミス計画」と名付けられており(ギリシャ神話にちなんで名付けられ、「アルテミス」は「アポロ」の双子の妹で月の女神とされている)、2024年の2回目の打ち上げで飛行士を乗せて月の近くまで向かい、2025年以降の3回目で月面に米国人飛行士を送るそうです。2028年には月を周回する新たな宇宙ステーション「ゲートウェイ」を建設し、ここを拠点にして2030年代の火星への有人着陸も目標していくそうです。
このプロジェクトには日本も参加しており、2020年代後半に日本人飛行士の月面到達を目指すそうです。今回は、「月のゴミが増える」というようなことは言いませんけど・・・。
私がドラゴンボールを集めて神龍(シェンロン)に「不老不死」の願いでもしない限り、私が生きているうちに月や火星に気軽に行けることはないと思いますが。
それでも、いつの日にか人類が月や火星に居住できるような建物を建設することがでてくるでしょう。ですから、先手を打っておこうと思った2022年の秋の日です(もう冬ですけど)。
というのは、月か火星、またはその両方でも買っておこうかと。買うと言っても、丸ごと買うのではなく、もちろん土地です。
地球圏外不動産ですが、実は月や火星などの土地が販売されているのです。これらを販売しているのは米国ネバダ州に本社がある「ルナエンバシー社」で、日本では代理店の「株式会社ルナエンバシージャパン」が販売しています。
そもそも、月の土地が販売されるようになったのは、米国のデニス・ホープさん(本社CEO)が「月は誰のものなのか?」という疑問を持ち、調べたところ、当時は宇宙に関する法律については、「宇宙条約(1967年発効)」だけであり、この条約では「国家が所有することを禁止していたが、個人の所有に関しては書かれていなかった」ということで、「月の土地を取得すれば販売できるのではないか」と考えそうです。
ビジネスとしてはリスクもありますが、その発想はすばらしいものだと思います。
そこで、デニスさんは1980年にサンフランシスコで月の所有権を申し立てたところ、なんとこの申し立てが受理され、さらに月の権利宣言書を作成し、「国際連合」「米国政府」「ソビエト連邦(当時)政府」に提出したところ、宣言書に対する異議がなかったたとのことです。
この結果から、デニスさんはルナエンバシーを設立し、月の土地の販売を開始したものです。
ただ、このことが発端になったかどうかはわかりませんが、月を含む天体の探査について基本事項を定めた条約として、「月その他の天体における国家活動を律する協定(月協定)」が1979年に採択、1984年に発効されました。
この月協定では、「宇宙および月、そのほかの天体の営利目的による開発、利用を禁止」「個人も含めて月や天体の権利を主張することはできない」とされてしまいます。ところが、国連加盟国中6ヶ国しか協定支持がなく、そもそも宇宙旅行などを目指す米国、ロシア、中国などは署名を拒否しているようです。
さらにややこしいことに、米国は「2015年宇宙法」という法律(?)で法人や個人による天体の資源の所有が認められているらしいです。
さて、肝心の月の土地は1エーカー(約4047平方メートル≒サッカーフィールド一面)から販売されています。米国では1996年から、日本では2002年から販売開始されています。すでに世界中で600万人以上が購入して、11億円以上を売り上げているらしいです。
お値段は昨日(2022年11月17日)時点で1エーカー3000円でした。ちなみに、月の土地は全部で約90億エーカーあり、販売対象は地球から見える約55億エーカーですが、土地の場所の指定はできないそうで、アポロ11号が着陸した土地も購入することはできないそうです。これは将来、記念館でも立てるつもりなのかも知れません。
商品内容(一例)
月の土地の権利書(英文+和訳)
月の憲法(英文+和訳)
月の地図(購入した土地の目印付き)
土地所有権の宣言書(英文コピー)
オリジナルの封筒
月の裏側が販売されていないのは、「月の裏側に宇宙人の基地がある」なんていう話が昔ありましたので、すでに所有権が発生しているのかも知れません。
肝心の月の土地はネット通販で誰でも購入できます。また、月以外にも火星、金星や木星の衛星などは米国の公式サイトで購入ができます。
私たちが月などに行けるようになるのはまだ先です。また、ルナエンバシーが実際に月やそのほかの惑星などの土地を占有しているわけではないですから、本当に所有権を認められる可能性はないでしょう。
ですから、あくまでも「夢(しゃれ)」を買うということになりますが、月を見ながら「あそこは俺の土地だ!(全部ではないですけど)」と言うのも面白いと思います。
私のアルテミス計画として冬のボーナスがでたら、買ってみるかな・・・。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。
SLS初号機は高さ約98mで、米国のアポロ計画で使われた史上最大のロケット「サターンV」の高さの110.6mにほぼ同じ大きさです。どのくらいかとたとえるならば、ルーマニアのダビド・ポポビッチ選手が競泳100m自由形で2022年8月13日に記録した46秒86くらいかかる距離です。
計画ではオリオンは有人宇宙船として史上最も遠い約45万km先まで飛行し、月を周回して約25日後に太平洋に着水するとなっています。
今回は無人の試験飛行で飛行士の代わりにマネキン人形3体が搭乗し、人体への影響を調べるとのこと。そこに宇宙航空研究開発機構(JAXA)の2基の小型探査機なども搭載。そのうちの1基がなんと「OMOTENASHI(オモテナシ)」と名付けられており、世界最小かつ日本初の月面着陸に挑戦します。ちなみに、日本の探査機2機の大きさは1辺がそれぞれおよそ11cm、24cm、37cmという超小型で、いずれも地球の近くで分離されたあと自力で月へ向かうとのことです。大したものです。
この計画は、「アルテミス計画」と名付けられており(ギリシャ神話にちなんで名付けられ、「アルテミス」は「アポロ」の双子の妹で月の女神とされている)、2024年の2回目の打ち上げで飛行士を乗せて月の近くまで向かい、2025年以降の3回目で月面に米国人飛行士を送るそうです。2028年には月を周回する新たな宇宙ステーション「ゲートウェイ」を建設し、ここを拠点にして2030年代の火星への有人着陸も目標していくそうです。
このプロジェクトには日本も参加しており、2020年代後半に日本人飛行士の月面到達を目指すそうです。今回は、「月のゴミが増える」というようなことは言いませんけど・・・。
私がドラゴンボールを集めて神龍(シェンロン)に「不老不死」の願いでもしない限り、私が生きているうちに月や火星に気軽に行けることはないと思いますが。
それでも、いつの日にか人類が月や火星に居住できるような建物を建設することがでてくるでしょう。ですから、先手を打っておこうと思った2022年の秋の日です(もう冬ですけど)。
というのは、月か火星、またはその両方でも買っておこうかと。買うと言っても、丸ごと買うのではなく、もちろん土地です。
地球圏外不動産ですが、実は月や火星などの土地が販売されているのです。これらを販売しているのは米国ネバダ州に本社がある「ルナエンバシー社」で、日本では代理店の「株式会社ルナエンバシージャパン」が販売しています。
そもそも、月の土地が販売されるようになったのは、米国のデニス・ホープさん(本社CEO)が「月は誰のものなのか?」という疑問を持ち、調べたところ、当時は宇宙に関する法律については、「宇宙条約(1967年発効)」だけであり、この条約では「国家が所有することを禁止していたが、個人の所有に関しては書かれていなかった」ということで、「月の土地を取得すれば販売できるのではないか」と考えそうです。
ビジネスとしてはリスクもありますが、その発想はすばらしいものだと思います。
そこで、デニスさんは1980年にサンフランシスコで月の所有権を申し立てたところ、なんとこの申し立てが受理され、さらに月の権利宣言書を作成し、「国際連合」「米国政府」「ソビエト連邦(当時)政府」に提出したところ、宣言書に対する異議がなかったたとのことです。
この結果から、デニスさんはルナエンバシーを設立し、月の土地の販売を開始したものです。
ただ、このことが発端になったかどうかはわかりませんが、月を含む天体の探査について基本事項を定めた条約として、「月その他の天体における国家活動を律する協定(月協定)」が1979年に採択、1984年に発効されました。
この月協定では、「宇宙および月、そのほかの天体の営利目的による開発、利用を禁止」「個人も含めて月や天体の権利を主張することはできない」とされてしまいます。ところが、国連加盟国中6ヶ国しか協定支持がなく、そもそも宇宙旅行などを目指す米国、ロシア、中国などは署名を拒否しているようです。
さらにややこしいことに、米国は「2015年宇宙法」という法律(?)で法人や個人による天体の資源の所有が認められているらしいです。
さて、肝心の月の土地は1エーカー(約4047平方メートル≒サッカーフィールド一面)から販売されています。米国では1996年から、日本では2002年から販売開始されています。すでに世界中で600万人以上が購入して、11億円以上を売り上げているらしいです。
お値段は昨日(2022年11月17日)時点で1エーカー3000円でした。ちなみに、月の土地は全部で約90億エーカーあり、販売対象は地球から見える約55億エーカーですが、土地の場所の指定はできないそうで、アポロ11号が着陸した土地も購入することはできないそうです。これは将来、記念館でも立てるつもりなのかも知れません。
商品内容(一例)
月の土地の権利書(英文+和訳)
月の憲法(英文+和訳)
月の地図(購入した土地の目印付き)
土地所有権の宣言書(英文コピー)
オリジナルの封筒
月の裏側が販売されていないのは、「月の裏側に宇宙人の基地がある」なんていう話が昔ありましたので、すでに所有権が発生しているのかも知れません。
肝心の月の土地はネット通販で誰でも購入できます。また、月以外にも火星、金星や木星の衛星などは米国の公式サイトで購入ができます。
私たちが月などに行けるようになるのはまだ先です。また、ルナエンバシーが実際に月やそのほかの惑星などの土地を占有しているわけではないですから、本当に所有権を認められる可能性はないでしょう。
ですから、あくまでも「夢(しゃれ)」を買うということになりますが、月を見ながら「あそこは俺の土地だ!(全部ではないですけど)」と言うのも面白いと思います。
私のアルテミス計画として冬のボーナスがでたら、買ってみるかな・・・。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。