「Get Wild」は1987年4月に初回リリースされたTM NETWORKの10枚目のシングルです。テレビアニメ「シティーハンター」(読売テレビ系)のエンディングテーマに使用されました。また、「シティーハンター2」第50話と「シティーハンター3」最終話では挿入歌としても使われました。
初回発売から30年経った今聴いても、古さを感じさせません。以降、TM NETWORK自身も演奏の度にアレンジを加え、さまざまなバージョンが生まれ、さらに多くのアーティストにもカバーされています。そして、リリース30周年を記念して、収録予定33曲すべてが「Get Wild」という「GET WILD Thanks 30th Anniversary アルバム(仮)」が4月5日に発売されるとのことです。あの、織田裕二さんでさえ、ベストアルバム(A面)を出しても30曲なのですから、「ワイルドだろぉ」です。
少年ジャンプで連載されていた「シティーハンター」は好きで、当時読んでいました。もちろん、今でもコミックス全巻揃っています。アニメは2と3はあまり観ていませんでしたが、1はよく観ていたので、この曲も好きでした。カラオケでもよく唄っていました。
ちなみに、この1987年に流行した曲は次のとおりです(販売枚数)。
42.3万 / 命くれない 瀬川瑛子
34.8万 / TANGO NOIR 中森明菜
33.7万 / 雪國 吉幾三
31.8万 / STAR LIGHT 光GENJI
31.7万 / Strawberry Time 松田聖子
30.5万 / 難破船 中森明菜
30.1万 / Blonde 中森明菜
29.7万 / 無錫旅情 尾形大作
28.2万 / 追憶 五木ひろし
28.1万 / 君だけに 少年隊
ほかに、「木枯しに抱かれて 小泉今日子」「ろくなもんじゃねえ 長渕剛」「輝きながら… 徳永英明」「MARIONETTE BOφWY」「サマードリーム TUBE」などがありました。
なお、以前、宇多田ヒカルさんが最も好きな邦楽曲として挙げていました。また、バナナマン日村勇紀さんが唯一ピアノやピアニカなどの鍵盤楽器で、イントロだけ演奏できる曲でもあります。
プロレスラーの大森隆男選手と征矢学選手(長野県上伊那郡箕輪町出身)のタッグチーム「GET WILD」はこの曲を入場テーマにしていました。ただ、全日本プロレスの分裂に伴い別々の団体に所属することになり、チームは解散したものの、現在も入場テーマとしています。
私は、この曲を聴きながら、アスファルトにタイヤを切りつけ、暗闇を走りぬけていた時代でした。会社帰りの真っ暗な峠道で。