東日本大震災で被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。
プロ野球セ・リーグの開幕について選手会と球団側で思惑がズレている。
選手としても”試合がしたい”というのはあると思う。
だけど、日本全国で節電したり、首都圏で計画停電したり、さらには今夜にも大規模停電が起こるかもしれないという現実の中で、選手も家で節電したりしている状況。
ナイターをやってまで試合をするのが、本当に望まれている状況だとは思えません。
また、まだ多くの行方不明になっている方や安否の判らない方がいる中で、復興に向けてのスタートも切れていないこともあります。
今はまだ、復興と言うよりも人命救助が優先されている時期だと思います。
そんな中で、東京の某球団代表は
「経済活動をすべてやめるのか! やめれば日本は沈没するだけだよ。何でもかんでも自粛すれば良いというものじゃないだろ!」
同じ某球団オーナーは
「(被災者の)心情を考えると言っても、プロなんだから。物理的に出来るなら仕事をするべきだ」
と言っています。
選手会は
「まだ復興のメドも立っていないこの時期に野球をすることが許されるのか。開幕することで、被災者に勇気と元気を与えるというのは、思い上がりだ」
と言っています。
プロ野球をやっている・携わっている人たちとして、何が出来るのか。
どうすれば被災者の方々に勇気づけができるのか。
セ・リーグとパ・リーグでは事情は違うとは思いますが、個人的にはパ・リーグと同じく、開幕延期が望ましいと思います。
まだ時期尚早。復興に向けてのときなら判ります。
私にはセ・リーグがそこまで開幕にこだわる、納得できる理由が見当たりません。