秋季キャンプ

【読み】 にてひなるもの
【意味】 一見似ているが、本質は異なるもの。
【注釈】 孟子のことばで、「似て非なる者を悪む。ゆうを悪むは其の苗を乱るを恐るればなり(外見は似ているが本物とは異なるまがいものをにくむ。田んぼに生えている雑草のはぐさを憎むのは、穀物の苗に似ていてまぎらわしいからだ)」に基づく。

例えば「海老」と「蝦」。エビは歩行型のイセエビとクルマエビみたいな浮泳型に大別されます。
「蝦」は車エビ、ボタンエビ、アマエビ、サクラエビなどの泳ぐタイプ(遊歩類)。英語ではShrimpまたはPrawn。
「海老」は伊勢エビなどの歩くタイプ(歩行類)。英語ではLobster。


さて、日本シリーズとは縁のないプロ野球チームは、この期間も練習の時期です。
つい、先日までは、宮崎県でフェニックス・リーグ 、いわゆる秋季リーグが行われ、それと並行して一部チームでは秋季練習をしていました。

来年のこの時期は日本シリーズを戦っている、我がドラゴンズですが、同じようにフェニックス・リーグとナゴヤ球場での秋季練習を行っています。
先日の中日スポーツを読んでいますと、10月29日～11月20日の期間にピッチャー陣(10人)は阿久比(あぐい)球場、残りはナゴヤ球場で秋季キャンプと書かれていました。

秋季練習と秋季キャンプは チーム全員がそろっているか(=キャンプ)、そろっていないか(=練習)の違いかな?と思っていました。

ところが、千葉ロッテマリーンズは同じ期間(11月4日～ 21日)に鴨川で秋季キャンプ、浦和球場で秋季練習とのこと。

一般的に考えますと、本拠地以外でチーム単位で行う練習が「キャンプ」なのかなと。
でも、ドラゴンズはナゴヤ球場で「練習」もやりましたし「キャンプ」もやりますし…

ちなみに、北海道日本ハムファイターズは秋季合同練習10月25日～27日に札幌市内の室内練習場と千葉県鎌ケ谷市で行われ、その後、沖縄県国頭村で秋季キャンプが10月29日～11月8日とありますが…

「キャンプ 」は鍛えるのが目的であって、「練習」はリハビリ組も参加するようですので、調整などが目的なのかなと。
「秋季キャンプ」と「秋季練習」、中身は似て非なる物でしょうね。


おまけ
・聞かれなければ言わないことが「理由」。聞かれていないのに言わないと気が済まないのが「言いわけ」。
・自分の主張が「論理」。他人の主張が「屁理屈」。
・いつのまにか過ぎ去るのが「時代」。いつまでも付きまとうのが「世代」。
・大事だと思うのが「家族」。めんどくせーなと思うのが「家庭」。
・余裕のある時に考えるのが「人生」。余裕のない時に考えるのが「生活」。
・生活費を出してくれるのが「血のつながるパパ」。生活費以外を出してくれるのが「血のつながらないパパ」(良い子は詮索しないように)。
・「妻が太る」のはぐうたらしているせい。「オレが太る」のは仕事のストレスのせい。