いよいよ2019年が始まりました。ということで、2018年シーズン用にやっていなかった、2019年パシフィック･リーグ順位予想です。
1位 北海道日本ハムファイターズ
戦力が大きく変わらないところが強みであり、安定性を買っての1位と予想しました。ただ、不安なのは投手陣。というよりも吉井理人さんがコーチとして抜けたことです。投手起用が変わることが不安材料くらいでしょうか。それでも、上沢直之選手を中心にした先発陣に、クローザーとしてトレードで獲得した秋吉亮が抑えてくれれば万全でしょう。打線は2年連続盗塁王の西川遥輝選手を軸に積極的な攻撃は変わらないでしょう。そこへ、2年目の清宮幸太郎選手がお客さんから選手へと戦力になれば、独走もありえそうです。
2位 福岡ソフトバンクホークス
2018年は主力の怪我もあってペナントレースは2位でしたが、2年連続で日本シリーズを制した戦力は誰が見ても12球団ナンバーワンでしょう。2018年も育成出身の牧原大成選手がブレイクし、ミランダ選手やルーキーの大竹耕太郎選手など新戦力も台頭してきました。ただ、戦力が厚いといっても、主力野手陣の高齢化に対処できるかどうか。
3位 埼玉西武ライオンズ
圧倒的な打力で10年ぶりにリーグ優勝。ただ、連覇は難しいと思います。2018年にチーム記録の127打点を稼いだ浅村栄斗選手と14勝4敗のエース菊池雄星選手の投打の中心が抜けるのは大打撃でしょう。内海哲也選手では10の貯金は厳しいと思います。ただ、炭谷銀仁朗選手の影響はそれほどでもないような。
4位 東北楽天ゴールデンイーグルス
2018年途中で監督交代となったイーグルス。平石洋介新監督が指揮を執り始めた後半に粘り強い野球を見せてくれました。石井一久GMのチーム改革の元、埼玉西武ライオンズからFAの浅村栄斗選手の獲得を始めとした、戦力補強が功を奏するか。
5位 千葉ロッテマーリンズ
井口資仁監督就任1年目はBクラスに終わり、目立ちもしませんでした。4番･井上晴哉選手の成長は大きかったですが、外国人野手が外れ破壊力不足の打線でした。しかし、平沢大河選手、安田尚憲選手、やドラフト1位の藤原恭大選手らを飛躍させて行って欲しいです。
6位 オリックスバファローズ
大きな戦力ではなかったものの、小谷野栄一選手の引退、移籍の中島宏之選手、金子千尋選手契約とエースの西勇輝選手のFA移籍と多くの戦力を失いました。5年ぶりにAクラス復帰を目指すには、ここ一番のベテランがいないことが痛そうです。野手では吉田正尚選手や宗佑磨選手、投手では山岡泰輔選手や田嶋大樹選手が相当頑張らないと。
さて、今年は、期待の選手についても書いておきます。
清宮幸太郎選手（北海道日本ハムファイターズ）
1年目の2018年は5月の一軍合流後、新人記録のデビューから7試合連続安打を記録したほか、7本のホームランを放つなど、その大器の片鱗を見せてくれました。本格的にブレイクするためには守備位置でしょう。2018年の一塁手ゴールデングラブ賞の中田翔選手がチーム残留。外野手も近藤健介選手、西川遥輝選手、大田泰示選手と層が厚く、現状では入り込む余地がありません。指名打者の枠があいたので、新外国人選手の補強がなければ･･･
西巻賢二選手（東北楽天ゴールデンイーグルス）
清宮幸太郎らと高校日本代表でチームメイトで、安定した守りと逆方向への巧打が持ち味です。2018年6月に一軍デビューすると、9月にはスタメンに定着し月間打率.305と打撃センスも見せました。二軍ではホームラン5本を放つなど、小柄ながらパンチ力もあり期待です。
安田尚憲選手（千葉ロッテマリーンズ）
高校通算65本塁打を放った豪快な打撃が売り。2018年は大半を二軍で過ごし、打率.271、ホームラン12本を放ちイースタンリーグ3位の67打点を記録するなど順調に成長しています。シーズン後半に一軍デビューし、打率は1割台ながらプロ初ホームランを記録しています。
藤原恭大選手（千葉ロッテマーリンズ）
マーリンズからはもう一人、大阪桐蔭高春夏連覇の立役者の藤原恭大選手です。50m5秒7の俊足に遠投110mの強肩、打っては高校通算ホームラン32本と昨夏の甲子園では5発のアーチを放ち、強烈な印象を残しました。すでに2019年の春季キャンプ初日の紅白戦でのデビューが決まっており、1年目からの定位置獲得に期待できます。
とりあえず、2019年の春季キャンプインが楽しみですね。
