諏訪湖はほぼ毎年の冬に全面結氷します。
なかでも、-10℃近くの冷え込みが数日続いたりすると、湖の氷が山のように盛り上がって「御神渡り」と言われる現象が見られます。
これは気温の変動により、氷の膨張と収縮が繰り返されて起きる自然現象なのです。
言い伝えでは
「諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道である」
というロマンチックな話もあります。
神官が御神渡りかどうかを認定する拝観式があります。そのときに御神渡りの状態を見て、その年の天候や農作物の出来、不出来や世の中の吉凶までも占います。
私は先日、この御神渡りのニュースで”今頃”気が付いたのですが、今まで諏訪大社の神官がやっていると思っていたのですが、八劔(やつるぎ)神社だったのですね。
御神渡りは数年に一度見られる現象で、2000年以降は2003年、2004年、2006年に起きています。
今年は、この大寒波で6年ぶりに見られそうだと言っていました。
あまりにも寒いのは嫌なのですが、久々の御神渡りが今年は見られそうです。
(全面結氷前の1月25日の諏訪湖です)
今日は節分。明日は立春。
でも、まだまだ寒い日は続きそうです。