2-1でドラゴンズが1点リードで迎えた七回表ノーアウト満塁。
マウンドには浅尾拓也(ドラゴンズ)、バッターボックスには金城龍彦(ベイスターズ)。
2ストライクと追い込まれた後の3球目。金城は浅尾のボールを捉えピッチャー強襲ヒットを放ち、二者を迎え入れる逆転タイムリーを打ちます。
この場面、ドラゴンズのバッテリーは初球から決め球のフォークボールを2球続けるという勝負に出ました。
金城は首位打者を獲得したこともあるバッターです。そして、相手ピッチャーの決め球を打席の中では必ず狙っているそうです。
この打席、金城は浅尾のフォークボールを2球続けて空振り。
「2球打ちにいって、フォークの軌道が(イメージ)出来ていた。ただ凄い切れでこのままでは難しい。前に出て当てることだけ考えた」
という金城は3球目を迎える前に打席内での立ち位置を修正。ピッチャー側に40センチ移動(前に出る)。
そして、その3球目。狙いどおりにフォークボールが来て、外角低めに落ちる寸前を捉え、打球は浅尾のグラブをはじき、ライトへ転がる間に二者が生還した逆転の一打となります。
バッターボックスのサイズは次のとおりです。
外寸 1828ミリ x 1219ミリ
内寸1676ミリ x 1067ミリ
金城のスタンス幅と立ち位置は知りませんが、立ち位置を40センチも前にすれば当然ピッチャーとの距離が近くなってしまいす。
ここでドラゴンズバッテリーがストレートを選択すれば、さらに速く感じて空振りする可能性は高かったと考えます。
でも、ドラゴンズバッテリーは2球連続で空振りしたフォークで勝負することを選択。そして、金城自身も2球空振りしたフォーク一本に絞った。
打った金城のバッティング技術も凄いですが、打席の中で一球一球考え、修正してく姿勢。
これはバッターとして打席に入る限り、見習うべきことであるでしょう。
プロとして手本になる勝負です。
コメント一覧
まっくろくろすけ
eco坊主
最新の画像もっと見る
最近の「プロ野球」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事