野球小僧

40センチの差

ちょっと古い話ですが、9月16日のドラゴンズ対ベイスターズ戦。
2-1でドラゴンズが1点リードで迎えた七回表ノーアウト満塁。
マウンドには浅尾拓也(ドラゴンズ)、バッターボックスには金城龍彦(ベイスターズ)。


2ストライクと追い込まれた後の3球目。金城は浅尾のボールを捉えピッチャー強襲ヒットを放ち、二者を迎え入れる逆転タイムリーを打ちます。


この場面、ドラゴンズのバッテリーは初球から決め球のフォークボールを2球続けるという勝負に出ました。
金城は首位打者を獲得したこともあるバッターです。そして、相手ピッチャーの決め球を打席の中では必ず狙っているそうです。


この打席、金城は浅尾のフォークボールを2球続けて空振り。


「2球打ちにいって、フォークの軌道が(イメージ)出来ていた。ただ凄い切れでこのままでは難しい。前に出て当てることだけ考えた」


という金城は3球目を迎える前に打席内での立ち位置を修正。ピッチャー側に40センチ移動(前に出る)。


そして、その3球目。狙いどおりにフォークボールが来て、外角低めに落ちる寸前を捉え、打球は浅尾のグラブをはじき、ライトへ転がる間に二者が生還した逆転の一打となります。


バッターボックスのサイズは次のとおりです。
外寸 1828ミリ x 1219ミリ
内寸1676ミリ x 1067ミリ


金城のスタンス幅と立ち位置は知りませんが、立ち位置を40センチも前にすれば当然ピッチャーとの距離が近くなってしまいす。


ここでドラゴンズバッテリーがストレートを選択すれば、さらに速く感じて空振りする可能性は高かったと考えます。


でも、ドラゴンズバッテリーは2球連続で空振りしたフォークで勝負することを選択。そして、金城自身も2球空振りしたフォーク一本に絞った。


打った金城のバッティング技術も凄いですが、打席の中で一球一球考え、修正してく姿勢。


これはバッターとして打席に入る限り、見習うべきことであるでしょう。
プロとして手本になる勝負です。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
eco坊主さん、こんばんは。


40cm。そこには数字以上の攻防があったに違いありません。
3球勝負を選んだバッテリー。しかも全部勝負球。
その勝負球に絞っていたバッター。


判っていても、そうは打てないもの。
でも、そこがプロなのでしょうね。


ああ、早く野球が始まらないかなぁ、と思う今日この頃です。


eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


40cmも前に出たのなら当然キャー(谷繁?)にはわかっていたでしょう!
外すつもりで投げたフォークなら未だしも、勝負に行ったのですかね~?
そこには凡人キャーにはわからない何かがあったのかしら・・・


本来は目的(走者を返す・進める)の為に施策を講じたバッターを褒めるべきでしょうが
どうしてもキャーの配給に目がいっちゃいます。
ツーストライクナッシングなら遊び玉を投げろとは言いませんが
もう少し幅を持った配給でも良かったのではと思う草キャーです、はい[E:paper]
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