「世も末(よもすえ)」とは、この世の終末、あるいは、どうしようもない世であることを意味する語。
このブログ記事は2021年7月1日に書いて保存していました。そのあと、7月5日に追記して、7月7日に公開しています。
私のブログを読んでいただいている方々や、私が読まさせていただいているブログの方々は、みなさんいい方々であり、安心していられるのは幸せなことです。
2021年6月21日に警視庁は奈良県に住む無職の女性を東京都迷惑防止条例違反容疑で東京地検に書類送検しました。これは、2020年10月から2021年5月にかけて、ガンで闘病中のタレント・堀ちえみさんのブログに159回にわたって、「ガン再発すると良いですね」などと、堀ちえみさんを中傷するコメントを書き込んだ疑いによるものです。
また翌6月22日には、同じくガンで闘病中の野球解説者・大島康徳さんのブログを奥さんが更新し、大島さんへの中傷書き込みを、「どうかどうかお止め下さい。心よりお願い申し上げます」と訴えていました。
相変わらず、このような行為があとを絶たないことは、とても心苦しいことですし、世も末だと思えます。
しかも、堀ちえみさんと大島康徳さんともに闘病中の状況。身体的にも辛い状況に、追い打ちをかけるような一部の心無い行為は許せないものです。
また、お笑い芸人のほんこんさん、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終えたことをTwitterで報告すると、一部のフォロワーの方から批判が寄せられ、それに対して、ほんこんさんは、「接種が進めば異論 接種が進まなければ異論 どないやねんと言う異論」「リスクを考えれば接種と考えただけ 私は誰にも勧めていませんし やめろとも言わない なぜ責められるのか 理解に苦しむ」などと反論しました。
SNSでは自分の本名ではなく匿名で思ったことを気軽に投稿できたり、共感したりして他人とのコミュニケーションの輪を広げてくれる一方で、他人への中傷、無責任なうわさ、個人のプライバシー情報などを広げてしまうおそれもあります。匿名だからといって何をいってもいいわけではありません。
中傷を投稿する人の中には、「TVやネットでの言動が気に入らない」「反道徳的な行為を許せない」「正義感からやった」などと主張する人もいますが、有名人やタレントであっても相手の人格を否定または攻撃する投稿や拡散が許されるわけではありません。また、「目立つ存在なんだから仕方ない」という主張は通用しません。相手が芸能人や有名人であっても、SNS上での中傷は許されません。
このような根拠のない中傷などを投稿すると、名誉毀損罪や侮辱罪などに問われたり、高額の慰謝料を請求されたりして、民事上・刑事上の責任を問われる可能性があります。また、そのような投稿をしなくても、再投稿などで拡散した場合も同じです。わかっていると思うのですけどね。
また、現在では技術的に投稿の発信者は特定できることもわかっているはずなのですけど。
いつもいつも、同じようなことが繰り返されるのは、世も末です。
大島康徳さんが、6月30日に亡くなられました。
発表のあった7月5日の朝のニュースで「大島康徳氏のブログが、6月29日午後9時の投稿を最後に更新されず、心配の声が届けられている」という記事を読んだ数時間後のニュースでした。
心からご冥福をお祈りいたします。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。