気持ちはわかります。
そして、直接的な「地震防災対策推進地域 」に居住していない者ですから、「お前のところは直接的な不安がないから、そう言うのだろ?」なんとことも言われるかも知れませんが・・・。
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」後、地震防災対策推進地域 では、発表の翌朝から飲料水や食品を買い求める人が相次ぎ、品薄になる様子も見らるというニュースがありました。
確かにTVニュースの画像には、棚からいろいろなものがなくなっている様子が映し出されていました。
ちょうど、いまはお盆時期。
毎年この時期は小売店への商品搬入量が一時的に減る場合があり、企業などでも夏休みで商品の供給が減少することもありますが。
新型コロナウイルス感染症によって、日本に初めて「緊急事態宣言」が発令されたとき。
このときもいろいろなものがお店からなくなり、そのときも「トイレットペーパー」が品薄しなったことは記憶にあると思います。
トイレットペーパーは災害時には需要も増加する傾向があるようで、今回もトイレ紙製造企業には取引先から「売り上げが急増している」との連絡が入っているところもあるようです。
ただ、8月10日から物流会社が休みに入るとのことで、在庫対応する場合はお盆明けになるという。
また、東京都内のホームセンターでは「水」が売れているようです。
長野県内でも、通常月に1個売れるかどうかという、「防災セット」が完売だとか。
こんな言い方はよくないでしょうけど、日ごろの備えと、一人ひとりの節度のある購入量でしょうか。
多くの人に商品が行き渡るよう買いだめは控えるような行動であれば商品は枯渇しないと思うのですが。
ただ、やっぱり災害の怖さが優先するのでしょうね。
私の息子たちの住んでいる、方や震度7で大津波が想定されている地域では、水も非常食も店頭にあるようですが、もう一方の震度5強で津波のない想定地域では水も非常食も店頭にはないという。
(もう一方の居住地域のスーパーのたな:2024年8月9日)
(もう一方の居住地域のスーパーのたな:2024年8月9日)
また、相変わらずは偽情報の拡散。
日本政府は虚偽情報が拡散される恐れがあるとして注意を呼び掛けていて、岸田文雄首相は8月8日夜に、「無用の混乱を避けるため、いわゆる偽情報の拡散などは絶対に行わないようにしていただきたい」、林芳正官房長官も8月9日の記者会見で、「災害の発生時には不安をあおる根拠のないデマが流布する可能性もある。政府として正確な情報を発信する。不確かな情報に惑わされないようお願いする」と呼びかけています。
それでも、「地震雲」だとか、さらには、「8月xx日に巨大地震が来ます」など、SNSで日にちを特定して地震発生を予測する投稿も広がっているようです。
兵庫県立大の防災教育学教授は、1923年に関東大震災が発生した直後、「今夜7時に大揺り返しがあるから注意せよと警視庁から通知が来た」とするデマが流れた、1978年の伊豆大島近海地震後に、「今から3時間以内にマグニチュード6の地震が確実にある」といったデマが広がり、2016年の熊本地震の発生後にも、「佐賀に震度7の地震が来るかもしれないという予報が出ている」などといった情報が出回ったという。
今年1月1日に発生した能登半島地震でも、SNS上で実在しない住所や、東日本大震災時の津波の映像を引用し、避難や支援金を呼びかける悪質な虚偽情報が拡散され、救助活動や復旧活動に支障が出ています。
「『地震が再来する』という予言は地震発生時のデマの定番だ」と指摘した上で、「臨時情報が出されている状況下では信じてしまう人が多くなる可能性がある。冷静に受け止め、拡散には加担しないでほしい」と話していますが、まさにそのとおり。
そもそも、最近は虚偽情報が出回る要因として、災害時のSNS活用。これはこれで便利な機能である一方、一部では閲覧数に応じて広告収入が得られるため、虚偽情報の投稿が増えていることもあるようです。
私も、東日本大震災や長野県中部地震 (2011年6月30日)のときには、会社の防災事務局で対応していましたが、社員の方からの「好意」であげてくる情報の確認もありました(おいおい、仕事どころではないというのはわかるのですが・・・)。
何にせよ、いろいろな情報にまどわされないため、投稿をうのみにせず、公共機関の情報と照合するなど、冷静な対応が必要なのですよね。
なお、一週間が過ぎたといっても、それは人間が決めた時間でのこと。
日ごろからの準備を行うことで、災害に対しての被害を物的、人的、心的に軽減できると思います。
災害はいつ起こるかわかりません。今日からでも、できる対策から始めてみましょう。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。