平成28年 アシックスカップ2016 全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会長野県予選が昨日行われました。
組合せはこちらです。
朝から全試合の観戦。
決勝は飯田高校 36-14 飯田OIDE長姫で飯田高校が全国大会出場となりました。
以下、3位岡谷工業高校、4位下伊那農業高校、5位東京都市大塩尻高校、6位伊那北高校、7位創造学園高校という結果になりました。
ショータのトライとキックも観れて、応援に行った甲斐がありました。
さて、ラグビーは通常15人で行うものですが、7人で行う7人制ラグビーを通称セブンズと言います。今年のリオデジャネイロオリンピックでも正式種目として採用されています。日本は2015年11月に行われたアジア予選で優勝し、男女ともにリオデジャネイロオリンピックへの参加が決定しています。
(2005年に香港で買った、IRBラグビーワールドカップセブンズ2005~香港(第4回W杯セブンズ)の記念ジャージです)
昨年のアジア予選をテレビで観ましたが、15人制ラグビーよりも判りやすいと思いますので、ラグビーを覚えるのは7人制から観戦するのも良いと思います。そういう、私もセブンズを生観戦したのは初めてでした。
■ルール
基本的なルールはセブンズも15人制も同じですが、一部ルールも異なってきます。また、大会によってルールが異なる可能性もあります。
・トライ後のコンバージョンキックはトライ後40秒以内に行わないといけない
・コンバージョンキックはドロップキックえなければいけない(一度ボールを地面に落とし、跳ね返りを蹴る)
・コンバージョンキックの際の相手選手のチャージは禁止
・得点後は得点したチームのキックオフで試合再開(ノット10mやダイレクトタッチは相手チームのフリーキックで再開)
・一定時間、退場処分となるシンビンは2分間
■人数
セブンズですから、7人です。ただし、相手チームとレフリーを入れると15人になります。15人制の場合、フォワード(FW)が8人、バックス(BK)が7人ですが、セブンズの場合はFW3人、BK4人となります。
■フィールド
15人制と同じ広さです。同じ広さで半分以下の人数で試合しますので、攻守ともに1人当たりのスペースが広くなります。自然に疲れます。
■時間
15人制の前半40分、後半40分の合計80分。高校は30分ハーフで60分。セブンズは前半7分、後半7分の合計14分です。あっという間に終わりますので、1日で何試合も行います。ですから、実は疲れていないのかも知れません。なお、決勝は10分ハーフです。
■スクラム
15人制の場合はFW8人ですがセブンズは全部で7人しかいないので、スクラムはFW3人で組みます。
■レフリー
実はセブンズの方がレフリーの人数が多く、15人制の場合、主審とアシスタントレフリー(タッチジャッジ)2名ですが、7人制はこの3人に加え、両サイドのインゴールにインゴールジャッジがいて、5人体制のレフリー陣です。
実際、セブンズは15人制に比べてスピード感が半端ありません。スペースが広く、一気に抜き去ってしまえばトライ。7分ハーフですが結構得点も入ります。プレーとプレーの間も短いため、14分を短く感じることはありません。
「One for all, All for one」とラグビーでは言いますが、この言葉はセブンズと15人制の2つを合わせての言葉ではないかと思います。