「2023全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)が2023年12月30日に富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場の7区間43.4kmで行われました。
女子大学駅伝では富士山女子駅伝での大会史上初の6連覇と6年連続2冠をかけた名城大(愛知)が強豪。
ちなみに女子の2冠は、10月の「全日本大学女子駅伝」と12月の「富士山女子駅伝」。男子大学駅伝は「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」が3冠とされています。
その富士山女子駅伝ですが、結果は名城大が2時間22分42秒で前人未到の6連覇。全日本大学女子駅伝で7連覇しており、6年連続の学生女子駅伝2冠を達成。
1位:名城大 / 2時間22分42秒
2位:日体大 / 2時間24分04秒
3位:大東大 / 2時間24分24秒
4位:立命大 / 2間25分13秒
5位:大阪学大 / 2時間26分23秒
6位:城西大 / 2時間26分37秒
7位:拓殖大 / 2時間26分59秒
8位:東北福祉大 / 2時間27分01秒
9位:大阪芸大 / 2時間27分29秒
10位:中央大 / 2時間27分34秒
11位:全日本大学選抜 / 2時間28分07秒
12位:関西大 / 2時間28分49秒
2位:日体大 / 2時間24分04秒
3位:大東大 / 2時間24分24秒
4位:立命大 / 2間25分13秒
5位:大阪学大 / 2時間26分23秒
6位:城西大 / 2時間26分37秒
7位:拓殖大 / 2時間26分59秒
8位:東北福祉大 / 2時間27分01秒
9位:大阪芸大 / 2時間27分29秒
10位:中央大 / 2時間27分34秒
11位:全日本大学選抜 / 2時間28分07秒
12位:関西大 / 2時間28分49秒
2023年は絶対的エースと呼ばれるような選手がいなかった名城大。2022年は小林成美選手(2022年・世界選手権※派遣見送り))と山本有真選手(2022年・杭州アジア大会出場、2023年・世界選手権出場)がチームを引っ張っていました。
2023年に次期エースとして期待されていた米澤奈々香選手はシーズン前半に左足首などを負傷したものの、6月には20歳以下のアジア選手権で優勝。しかし、無理がたたったのか、その後はケガや体調不良が続き、秋のトラックレースを欠場。
たった1人の4年生・キャプテンの増渕祐香選手もエースの座を期待されていたが、5月に仙骨を疲労骨折し、2ヶ月もの間、走れない日々が続き、しかも、チームはシーズン前半にケガ人が続出。部員22人のうち半数以上が満足に走れない時期もあったそうです。
そして夏の合宿には増渕選手のケガが完治し、引っ張られるように部員たちの調子も上がってきたものの、9月に行われた大学日本一を決めるインターカレッジで、増渕選手はトラック1万m決勝でリタイア(熱中症)。ほかの選手たちの結果も散々で、「落ちた女王」ともいわれるほどでした。
その後、緊急ミーティングを行い、本音をぶつけ合った翌日の練習では、声を掛け合い、励ましあい、チーム全員で前を向こうとする姿があり、それを率先していたのはキャプテンの増渕選手でした。
しかし、全日本女子駅伝のメンバーには増渕選手は選ばれませんでした(まだ本調子ではない増渕選手の将来を案じてのことらしい)。
そうして迎えた全日本女子駅伝では、出場した6選手は完璧な走りを見せ、史上初となる7連覇を達成。
そして、富士山女子駅伝では増渕選手は6区で区間新のタイムを出し、チームは7区間の中、5区間で区間賞を獲得するという圧倒的な走りを見せ一度もトップの座を譲らず、大会6連覇を達成。
一・二年生が主体で逆境を乗り越えた名城大。ここからさらに強くなりそうです。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
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