単なる偶然ではないと思えます。
読売ジャイアンツ / 原辰徳
阪神タイガース / 和田豊
広島東洋カープ / 緒方耕一
中日ドラゴンズ / 谷繁元信
横浜DeNAベイスターズ / 中畑清
東京ヤクルトスワローズ / 真中満
福岡ソフトバンクホークス / 工藤公康
大阪オリックスバファローズ / 森脇浩二
北海道日本ハムファイターズ / 栗山英樹
千葉ロッテマリーンズ / 伊東勤
埼玉西武ライオンズ / 田辺徳雄
東北楽天ゴールデンイーグルス / 大久保博元
これを見て、お気づきかも知れません。
私の監督人事予想の大穴(ホークス、カープとイーグルス)が当たったと言う話ではありません。パ・リーグに注目してください。
パ・リーグの4監督が埼玉西武ライオンズ出身者なのです。しかも、この4人は1982年~94年までのライオンズ黄金時代(リーグ優勝11度、日本一を8度)にユニフォームを着ていたのです。
工藤監督は左のエース、伊東監督は不動の正捕手、田辺監督は守備の要のショート、大久保監督は代打の切り札(だった?)。
また、過去にさかのぼって、この黄金時代にコーチとして在籍していたのが須藤豊さん(横浜監督)、八木沢荘六さん(ロッテ監督)、近藤昭仁さん(横浜監督、ロッテ監督)、佐々木恭介さん(近鉄監督)、伊原春樹さん(西武監督2回、オリックス監督)、選手として在籍していた田淵幸一さん(ダイエー監督)、東尾修さん(西武監督)、渡辺久信さん(西武監督)、石毛宏典さん(オリックス監督)、秋山幸二さん(ソフトバンク)、田尾安志さん(楽天監督)となっています。
現役監督を含めて15人。ここまで来ると偶然ではないはずです。
この黄金ライオンズは広岡達朗元監督、森祗晶元監督でした。
広岡さん、森さんは、元々川上哲治さんが率いたV9読売ジャイアンツの主力選手であり、兼任コーチです。
そして、この時期にジャイアンツのコーチだった別所毅彦さん(ヤクルト監督)、荒川博さん(ヤクルト監督)、山内一弘さん(ロッテ監督、中日監督)です。
また、長嶋茂雄さん(巨人監督)、藤田元司さん(巨人監督)、堀内恒夫さん(巨人監督)、王貞治さん(巨人監督、ダイエー監督、ソフトバンク監督)、金田正一さん(ロッテ監督)、関根潤三さん(大洋監督、ヤクルト監督)、高田繁さん(日本ハム監督、ヤクルト監督)、須藤豊さん(大洋監督)、土井正三さん(オリックス監督)、森永勝也さん(広島監督)です。
こう考えますと、一番新しい工藤監督を子どもに例えますと、工藤監督のお父さんが広岡元監督と森元監督、広丘元監督のお父さん川上元監督となります。
監督の家系図ではありませんが、遡れば先祖はみんな一緒となります。
余談ですが工藤監督の背番号は81番。秋山前監督も81番でしたが、森元監督も81番です。
これは受け継がれる遺産でしょうか。
V9から40年近く経った今でも、脈々と受け継がれていくV9のDNA。
これぞ、悔しいかな球界の盟主たるもの所以なのでしょうね。