すでに忘れている方もいらっしゃると思いますが、2000年に発行された2000円札。現在、現役で流通している日本銀行(日銀)券の一つですが、最近はまったくといってもいいほどお目にかかったことがありません。
それもそのはずで、財務省が2019年4月9日に紙幣を全面的に刷新することを発表したのですが、対象になったのは10000円札、5000円札、1000円札で、発行は2024年度を予定していますが、そこには2000円札は挙がっていませんでした。それもそのはずで、製造枚数は約8億8千万枚とのことですが、その内訳は2000年度に約7億7千万枚、2003年度に約1億1千万枚の2回のみで、2004年度以降は製造されておらず、大量の2000円札は日銀の金庫に保管されたままの状態になっているらしいです。
海外の紙幣では「2」のように偶数から始まるものがありますが(私が持っているのは、中国の20元札と香港の20ドル札)、日本では発行当初から心配されていたとおり、発行当初は話題になったものの、ほとんど普及しないままになっています。文化風習の違いがあるのでしょうね。
その2000円札ですが、2020年7月時点での全国流通量は約9700万枚とのこと。ただ、沖縄県では約700万枚出回っており、沖縄県では流通促進を施策を行っているらしいとのことです(知らなかった)。
そもそも、2000円札の表面右側には沖縄県那覇市にある沖縄県指定有形文化財の「首里城守礼門」が描かれており、透かしにも守礼門が使われており、さらに守礼門に掲げられた「へん額(建物、門、鳥居などの高い位置に掲出される額、看板)」に記された「守禮之邦」の文字が透かしによるマイクロ文字となっています。
これは、2000年に介された「第26回主要国首脳会議(沖縄サミット)」と「西暦2000年(ミレニアム)」をきっかけとして、1999年に日本政府が発行を決めたこともあり、沖縄県にゆかりのある守礼門を中心にデザインされたものなのです。ちなみに、このほかに米国・沖縄統治時代に20ドル紙幣を使い慣れていたから、抵抗が少ないということも一説もあるらしいです(本当かどうかは知れませんが)。
ところで、私の財布にはこの2000円札が4枚あります。
財布に入っているからには使うことを前提にしているのですが、いざというときにはなぜかためらってしまいます。会計でお金が足りないときにでも、使わず、カードで支払うくらいです。
何しろ、使用するにあたって不安になるのです。
「これ(2000円札)、ちゃんと使えるのか?」
「(レジのお姉さんに)偽札だと思われないか?」
そもそも沖縄県以外では普通におつりとしても目にかかることも少ないと思えます。
あえて、たとえるならば、某プロ野球団の新外国人外野手が飛球を捕球し、タッチアップした三塁ランナーを本塁でアウトにするくらいあり得ない状況ですから。
使いたい(打撃は問題ない)が、使うところ(守るところ)がないという状況なのかもしれません。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。